16年リオ五輪後に休養に入り、結婚や出産を経験。18年10月に競技生活に区切りを付けることを表明したが、その背中に多くの選手が影響を受けた。「生涯、卓球に関わっていく卓球人だと思っている。どのような立場であっても、卓球界の役に立ちたいという気持ちは絶対に変わらない」。現在は台湾を拠点に子育てに奮闘。来春には第2子も誕生予定だが、卓球界への強い思いも抱き第二の人生を歩んでいくつもりだ。
◆福原愛(ふくはら・あい) 1988年11月1日、仙台市生まれ。30歳。3歳で初めてラケットを握り、10歳でプロ転向。全日本選手権はシングルス2度、ダブルス4度、混合ダブルスで2度優勝。世界選手権は03年から13年連続出場し団体で銀メダル1、銅4、混合ダブルスで銅1個を獲得。12年ロンドン五輪女子団体銀、16年リオ五輪女子団体銅メダル。18年10月に引退を表明。