本来なら今年のスポーツ界を沸かした選手らとともに壇上にいるはずだった初受賞の伊沢=写真=は、この日は福岡で仕事のため、残念ながら欠席となった。
今年はスイング改造が実り、7月の日本ツアー選手権宍戸ヒルズカップで1年8か月ぶりの勝利を挙げると翌週も優勝。12月のツアー最終戦、日本シリーズJTカップで2位に入り、2年ぶり2度目の賞金王に輝いた。「みなさんの温かい応援に励まされ、ここまでたどり着けた。近い将来、今度はみなさんの前で、また受賞できるよう、より一層頑張ります」とコメントを寄せた。
◆伊沢利光(いざわ・としみつ) 1968年3月2日、神奈川県生まれ。35歳。日体大中退。89年にプロ合格。95年日本オープンでツアー初優勝。2001年には初出場のマスターズで日本人史上最高の4位に入った。同年、初の賞金王を獲得。02年12月のワールド杯では丸山茂樹(トヨタ自動車)とのコンビで日本に45年ぶりの優勝をもたらした。家族は和子夫人(38)と2女1男。169センチ、68キロ。