横浜市内の自宅からマイカーで東京・新橋の会場に行こうとしたが、渋滞に巻き込まれ大ピンチ。車を大森で降り、京浜東北線―山の手線を乗り継ぎ、何とかセーフという冷や汗の会場入りだった。
壇上で巨人・松井外野手らと肩を並べ、プロとして一流を証明しながら「ボクシングはプロスポーツの中でも露出が少ない。もっと、もっとメジャーにするためにもどんどんテレビにも出て行きたい」とタレント活動も意欲的だ。
過去の例から年間最優秀選手は、翌年に王座を奪われるというジンクスがある。畑山も98年に初受賞し、翌年に王座陥落という苦い経験がある。「今回は何としても2001年を生き残る。そのためにも21世紀初めの世界戦で一発ぶちかまします」来年2月17日(両国国技館)にはリック吉村(35)=石川=とのV2戦。年明けの2日にスパーリングのため米ロサンゼルスに出発する。
◆畑山 隆則(はたけやま・たかのり) 1975年7月28日、青森・青森市生まれ。25歳。93年6月にプロデビュー。98年9月にWBA世界スーパーフェザー級王者・崔竜洙(韓国)に挑戦し判定勝ち。初防衛後に王座失う。今年6月にWBA世界ライト級王座を取り2階級制覇を達成。プロ戦績は27戦24勝(19KO)1敗2分け。身長173センチの右ボクサーファイター。家族は真由美夫人(26)と長男・隆将くん(4つ)。