日本代表の正守護神として18年ロシアW杯アジア最終予選で奮闘し、チームもルヴァン杯に第2S優勝、年間勝ち点1位。1月に左膝関節遊離体の手術を受けたことで利き足の不安も消え、GKではJ1初の2戦連続アシストも記録した。
家族にも支えられた。4歳の長女・凛咲ちゃんと2歳の次女・幸来ちゃんが試合をテレビ観戦する動画に励まされた。亜美夫人の「動かない方が相手はプレッシャーになるんじゃない?」という助言もルヴァン杯決勝のPKストップにつながった。CSでは惜敗したが「(14年に)レッズに来て一番充実したシーズンだった」。胸を張って晴れの舞台に立つ。
◆西川周作(にしかわ・しゅうさく) 1986年6月18日、大分・宇佐市生まれ。30歳。宇佐FCから99年に大分U―15入り。大分U―18から05年に大分トップチームに昇格。10年に広島入りし、14年に浦和に移籍。Jリーグのベストイレブンを4度、月間MVPを3度受賞。J1通算355試合出場。日本代表では通算31試合に出場し、23失点。183センチ、81キロ。利き足は左。家族は妻と2女。