フレッシュ賞を初受賞した森田は21日、「選んでいただいて光栄です。この賞を励みに新たな気持ちでもっと努力して、賞に恥じないようにこれからも頑張りたい」と今季最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯(22~25日)の会場、宮崎CCで語った。
今季、9月のミヤギテレビ杯ダンロップでは大会新の14アンダーで、感涙の2年ぶりツアー通算2勝目を挙げる活躍。出場33試合でトップ10入りは15回と、常に上位に顔を出す安定感を見せた。賞金ランクでも、昨年の21位から日本人3番目の6位と健闘した。
22歳の若さ、愛くるしいルックスに加え、ドライバー平均飛距離270ヤードとスケールの大きなプレーが魅力。年間最多のイーグル記録「10」をマークし、96年に福嶋晃子が記録した「9」を更新。師匠である岡本綾子から「大きいゴルフをする選手」と評価され、国内女子ゴルフ界を盛り上げた。
リコー所属で、ホステスプロとして迎える22日開幕のメジャー戦で優勝なら、初の年間獲得賞金1億円突破となる。「まだまだスイングが未熟なので、来年に向けて学ぶことがたくさんある」。いっそうの努力を続け、来季は、有村智恵の2年連続受賞が決まった女子プロゴルフ部門でのタイトル争いに加わる。
◆森田理香子(もりた・りかこ) 1990年1月8日、京都市生まれ。22歳。8歳からゴルフを始め、京都学園高2年の06年からナショナルチーム入り。同年の世界アマで2位、石川遼らと出場した07年世界ジュニアで2位に入った。08年のプロテストに一発合格し、10年樋口久子IDC大塚家具レディスで初優勝。家族は両親、祖父母、兄2人。164センチ、57キロ。