今季は史上7人目の永久シード選手となり、2年ぶり5度目となる賞金王の座も奪回した。今月下旬には来年のマスターズの招待状が届く予定。試合勘を維持するため、来季はアジアツアーのマレーシアオープン(09年2月12~15日)から出場し、米ツアーも含めマスターズまでに4試合程度出場する。例年1月31日の誕生日に開催する賞金王祝賀会も「やらないかもしれない」とゴルフ一本に専念する。
報知プロスポーツ大賞は今回で4度目の受賞。今年の受賞者の中では最多で、男子ゴルフでも尾崎将司と中嶋常幸の6回に次ぐ多さと、すでに常連の風格が漂う。「石川遼君という若い力が出てきましたが、僕もまだ負けないところを見せられた。来年もここでスピーチしたいですね」日本の王座は、そう簡単には譲らない。
◆片山晋呉(かたやま・しんご) 1973年1月31日、茨城・下館市(現筑西市)生まれ。35歳。2歳からゴルフを始め、日大時代はアマ33冠に輝く。95年にプロ入りし、98年のサンコーグランドサマーで初優勝。今季は日本オープンで通算25勝を達成し、永久シード権を獲得。5度目の賞金王に輝いた。ツアー通算26勝。171センチ、73キロ。