「トーナメントの最終日に成績が悪いと、スタート時間が早いので、すぐにホールアウトするじゃないですか。その後、テレビで男子トーナメントを見るのは悔しいから、女子トーナメントを見ていました。確かに(宮里)藍ちゃんはすごいけど『ほかの人は全く関係ない』という不動さんの勝負強さはすごい。参考になりました」
表彰式の壇上で、片山は、隣に座る不動を見つめながら話した。2年連続3度目の賞金王に対し、不動は6年連続賞金女王。トップに立ち続けることの難しさを知る男は、素直に敬意を表した。
すでに来年4月のマスターズの出場権を獲得している。24日に正式な招待状が届く予定。まさにビッグな“クリスマスプレゼント”だ。来季はアクセンチュア世界マッチプレー(2月)から始動する。「世界メジャー優勝という思いは常に持っています」と力強く話した。
◆片山 晋呉(かたやま・しんご) 1973年1月31日、茨城・下館市生まれ。32歳。今は亡き父・太平さんの指導のもと、2歳からゴルフを始める。日大3年時の93年、日本オープンで3位に食い込み、ローアマ。95年10月にプロテスト合格。97年に初シード獲得。98年サンコーグランドサマーでツアー初優勝。01年全米プロで4位。00、04、05年に賞金王に輝いた。ツアー通算18勝。趣味はスキー。171センチ、73キロ。