【1999年】Ｊリーグ 平瀬 智行
サッカーのシュートの真似をする戸高（左）に平瀬はパンチでお返し
緊張、緊張の１時間だった。サッカーのシドニー五輪予選で１７得点を挙げ本大会出場の原動力となった平瀬だが、表彰式は生まれて初めての経験。上原、松坂が冗談まじりにトークを繰り広げたのに対し、平瀬のコメントは「周りの人に助けられてここまで来たので感謝しています」という謙虚なものだった。表彰式前から「緊張してますよ」を連発。控室ではずっと立ちっぱなしでソワソワしていた。
だが、他競技のスーパースターとの初対面は刺激になった。同じ背番号「１９」を背負う上原からは「テレビで見たけど、毎試合ゴールを決めるなんてすごいね」と感心された。「すべてが新鮮で楽しい１年でした。来年はアントラーズで試合に出てＪリーグを盛り上げるような存在になりたい。この賞に恥じないよう頑張ります」と決意を新たにして、午後４時から天皇杯４回戦（１９日・対グランパス）に向けたチーム練習に合流した。
◆平瀬 智行（ひらせ・ともゆき） １９７７年５月２３日、東京都生まれ。２２歳。鹿児島実高３年の９５年に高校選手権優勝を果たす。同高から９６年、鹿島アントラーズに入団。９８年にはブラジルのＣＦＺ・ド・リオに留学した。今年５月１２日の豪州戦で五輪代表デビュー。予選では通算１７ゴールを決め本大会出場に貢献した。Ｊリーグ通算２３試合出場、５得点。１８３センチ、７２キロ。血液型Ｏ。
◆平瀬 智行（ひらせ・ともゆき） １９７７年５月２３日、東京都生まれ。２２歳。鹿児島実高３年の９５年に高校選手権優勝を果たす。同高から９６年、鹿島アントラーズに入団。９８年にはブラジルのＣＦＺ・ド・リオに留学した。今年５月１２日の豪州戦で五輪代表デビュー。予選では通算１７ゴールを決め本大会出場に貢献した。Ｊリーグ通算２３試合出場、５得点。１８３センチ、７２キロ。血液型Ｏ。