【1998年】Ｊリーグ 中山 雅史
中山 雅史
天皇杯４回戦（２０日）を控え、この日の午前中、静岡・磐田市の大久保グラウンドでの練習に参加。食事を取る間もなく新幹線に飛び乗った。そして、１９日の午前練習に備えて、セレモニーの後はあっという間に、また磐田へ。ＭＶＰ、得点王、ベストイレブンとＪリーグの賞を総なめ。フランスＷ杯でも日本人初ゴールを記録したメモリアルイヤーの“勲章取り納め”はハードスケジュールとなった。
表彰式では、副賞のガソリン１０００リットルに大喜び。壇上で天井を見上げながら何度満タンにできるかを計算。「ガソリンはうれしいよ」試合中には決して見せない満面の笑みを浮かべた。
ゴン節も絶好調。４試合連続ハットトリックがギネスブックに掲載されることが決まり、かわいらしい声で「正直うれしい。できればほかの人には抜いてもらいたくないな」と話し、会場の笑いを誘った。イチロー、高橋ら独身男性には「いい女房をもらうにはオーラが必要。何も話さなくても女の人はオーラに引きつけられるんだ」と胸を張った。高橋が「ぼくにはまだそれはありません」と首をすくめると、隣で表情を崩した。
しかし、今季のプレーを「結果は満足できるが、過程のところで納得いかないところがある」と振り返る炎のストライカー。３１歳、サッカー選手としては若くないが、２００２年Ｗ杯出場を目指す向上心は、だれにも負けない。 帰り際「イチローと２人で写真撮りたかったな」と、子供のような表情を見せたゴン。１９日からはジュビロ初の天皇杯制覇をかけて再び戦いの世界に戻る。
◆中山 雅史（なかやま・まさし） １９６７年９月２３日、静岡県生まれ。３１歳。藤枝東高２年時、全国高校サッカー選手権で４強入り。筑波大では井原正巳（マリノス）と同期。９０年、ジュビロ磐田の前身であるヤマハに入団。同年の朝鮮民主主義人民共和国戦で代表デビュー。９８年、フランスＷ杯出場。家族はタレントの智子夫人（３１）。１７８センチ、７４キロ。血液型Ｏ。
ゴン節も絶好調。４試合連続ハットトリックがギネスブックに掲載されることが決まり、かわいらしい声で「正直うれしい。できればほかの人には抜いてもらいたくないな」と話し、会場の笑いを誘った。イチロー、高橋ら独身男性には「いい女房をもらうにはオーラが必要。何も話さなくても女の人はオーラに引きつけられるんだ」と胸を張った。高橋が「ぼくにはまだそれはありません」と首をすくめると、隣で表情を崩した。
しかし、今季のプレーを「結果は満足できるが、過程のところで納得いかないところがある」と振り返る炎のストライカー。３１歳、サッカー選手としては若くないが、２００２年Ｗ杯出場を目指す向上心は、だれにも負けない。 帰り際「イチローと２人で写真撮りたかったな」と、子供のような表情を見せたゴン。１９日からはジュビロ初の天皇杯制覇をかけて再び戦いの世界に戻る。
◆中山 雅史（なかやま・まさし） １９６７年９月２３日、静岡県生まれ。３１歳。藤枝東高２年時、全国高校サッカー選手権で４強入り。筑波大では井原正巳（マリノス）と同期。９０年、ジュビロ磐田の前身であるヤマハに入団。同年の朝鮮民主主義人民共和国戦で代表デビュー。９８年、フランスＷ杯出場。家族はタレントの智子夫人（３１）。１７８センチ、７４キロ。血液型Ｏ。