渡部暁斗、世界選手権へ充電完了「頭の中も外もスッキリして臨みたい」

スポーツ報知
欧州遠征へ出発したノルディック複合の渡部暁斗

 ノルディックスキー複合で18年平昌五輪個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(30)=北野建設=が5日、欧州遠征に出発前の成田空港で取材に応じた。

 今月下旬には世界選手権(オーストリア・ゼーフェルト)が控える。今季個人総合で既に優勝を決めたリーベル(ノルウェー)、ガイガー(ドイツ)らスパートにたけた若手が続々と台頭。「どれだけ(スパートを)改善して、有利なレース展開に持って行けるか。ジャンプも飛ばないといけないし、優位に立てる展開になるように、ポイントをおさえて戦わないといけない」と気を引き締めた。

 先月末に一時帰国してからは、地元の長野で過ごした。練習の傍ら、八方、岩岳、五龍など白馬のスキー場を回って滑った。「競技のことは考えないようにした。煮詰まっちゃうと思うし、遠ざける時間も必要。スポーツが好き、楽しいという気持ちはやっぱり根底にある」と勝ち負けから離れ、純粋に楽しんでリフレッシュした。

 首もと付近まで伸ばしていた髪もバッサリと切り、今遠征に臨む。「髪の長さが悩みの多さ。頭の中も外もスッキリして、世界選手権に臨みたい」と爽やかに笑い、出発ゲートへ向かった。

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