葛西紀明、地元で今季最高の7位「これがあるからやめられない」

スポーツ報知
葛西紀明

◆スキージャンプW杯 男子札幌大会 最終日(27日、大倉山ジャンプ競技場)

 個人第16戦(HS137メートル)が行われ、14年ソチ五輪個人ラージヒル銀メダルの葛西紀明(土屋ホーム)は131・5メートル、127・5メートルの合計229・9点で今季自己最高の7位に入った。

 有利な向かい風に恵まれた1回目で10位につけ、2回目も粘って順位を3つ上げた。前日の個人第15戦は32位で2回目に進めなかったが、本来の輝きを取り戻しつつある。「これがあるからやめられない。内容も良かったし、7位ということは表彰台も見えてくる」と声を弾ませた。

 自身14度目の出場が懸かっていた世界選手権(オーストリア)は、W杯ランキング上位5人が選考されるため、現在日本勢6番手の葛西は落選する見通しとなった。ただ、W杯遠征には引き続き帯同する。次戦のオーベルストドルフ大会は、滞空時間が長く、自身が得意なフライングヒル(HS235メートル)での開催。最年長表彰台記録更新へ「期待しちゃいますよね」と胸を躍らせていた。

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