「回転不足だろうって言われるようではいけない」…ユヅに聞く
スポーツ報知

【トロント(カナダ)30日=高木恵】男子フィギュアスケートで五輪2大会連続金メダルの羽生結弦(23)=ANA=が当地で練習を公開し、今季のプログラムを発表。フリープログラムはロシアのエフゲニー・プルシェンコの伝説の演目「ニジンスキーに捧ぐ」をアレンジしたもので「Origin(オリジン)」と名付けた。ショートプログラム(SP)はジョニー・ウィアー(米国)が使用した「秋によせて」。誰も成功していないクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)へ今季中に挑戦する意欲も見せた。
◆ユヅに聞く
―フリーはプルシェンコの『ニジンスキーに捧ぐ』をアレンジ。
「彼の素晴らしいプログラムはずっと消えないと思うし、僕のなかでもすごく大切。それとは別に自分のプログラムとして完成させることができたら」
―映像を見ることは。
「中学生くらいまで、他の人の演技ってあんまり見ないタイプで。ただ、プルシェンコさんとジョニー・ウィアーさんの演技は何回も見ていた。彼らの演技があったからこそ、この世界で1位になりたいなって思うようになった」
―4回転半ジャンプ。
「GOE(出来栄え)で加点をもらえるくらいのものでないといけない。いろんな方々が見て、回転不足だろうって言われるようなジャンプでは絶対いけない。自分が目指す最高のアクセルを目指して練習したい」
―新ルールについて。
「有利とか不利とか感じたことはない。基準になって、自分たちがうまくなったりしていかなきゃならない指標みたいなもの」
―高橋大輔が復帰する。
「ただひたすら憧れていた存在。競技の張りつめた緊張感の中での演技っていうのはすごく楽しみ。一緒に滑る機会が全日本とかであるかもしれないので楽しみ」