初場所初V・玉鷲が2日連続の申し合いで20番
スポーツ報知

1月の大相撲初場所で初優勝した関脇・玉鷲(34)=片男波=が1日、東大阪市の高田川部屋宿舎に出稽古し、幕内・竜電、輝らと20番相撲を取って12勝8敗だった。
2月は祝勝イベントなど多忙に過ごしたが、「うれしい疲れ」と意に介さず。2日連続の激しい申し合いをこなすと「押したり、突っ張ったりして自分の形を確認できた。稽古が自信をつけてくれる。あまり熱くなってもダメだけど、ここから頑張ります」と春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)に向けて一気にギアを上げた。
年6場所制以降(1958年)で年長2位の34歳2か月で初賜杯を抱いた初場所13勝に続き、春場所も優勝争いに絡めば大関取りの機運が高まってくる。11月に35歳を迎えるが元気いっぱい。相撲を本格的に始めたのが19歳ということもあり、「6歳から相撲をやっていたらもう辞めているけど、気持ちは20代前半のつもり。まだまだ伸びるよ」と言い聞かせた。