横綱・鶴竜が復活へ本格始動
スポーツ報知

大相撲の春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)で復活を期す横綱・鶴竜(33)=井筒=が2月28日、大阪・東成区の時津風部屋で初めて関取衆と胸を合わせた。若手の正代、豊山を相手に21戦全勝。「気持ち良かった。久しぶりだったので、きょうから頑張ろうと思った」と笑顔を見せた。
初場所は右足の踵(かかと)の痛みが悪化して休場。「良くなっています。まだ足の(かかと近くの)裏に水が溜まっていますけどね。水は抜かないつもり。一度、抜いてしまうと膝のように、また溜まってしまうからね。自然と抜けるのを待ちます」と話した。
体はしっかりと動かしてきた。「後は体がどう反応するかですね。しばらくやって、しっかり体が反応するようにしたい。春場所は出る? もちろんです。そのためにやってきたし。気持ちだけではなく、体もしっかりと動けるようにしたい」と言い切った。
再入幕した豊ノ島の存在が背中を押してくれたのも確か。「年は(鶴竜が)2つ下だけど同期みたいなものですから。番付は違うけど、お互いに負けないで頑張らないといけない。張り合いが大事、それがなくなった終わり」と話した。