豊ノ島「私は気持ちで花粉症を治しました」

スポーツ報知
豊ノ島

 大相撲の春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)で再入幕を果たした西前頭14枚目・豊ノ島(35)=時津風=が2月28日、衝撃発言で周囲を驚かせた。

 稽古終了後、話題が花粉症に及ぶと「信じてもらえないかもしれないが、自分の場合は気持ちで花粉症を治しました。確か2年前かな、症状が酷いので、ある人に相談したら『気持ちで直る』と言われました。その後、脳に語りかけたら治ったですよ。本当です。そのぐらいの気持ちでないと、この年齢で幕内には戻れませんよ」と一気にまくし立てた。

 関取経験者が幕下まで陥落して再入幕を果たしたのは、昭和以降では琴風、鳳凰に続き3人目。左アキレス腱を断裂した後も2度の肉離れに見舞われたものの、脅威の精神力でカムバックした大ベテランだけに、言葉に重みが感じられた。

 この日は入念に体を動かしただけ。土俵には入らなかった。「(稽古を)やろうというモチベーションがしっかりないと、なかなか土俵に入れない。軽い気持ちでやるとケガをしてしまいますからね。とにかくケガが怖いです。やるタイミングは決めていません」と大ベテランの貫禄を見せた。

 春場所では同期で仲の良い琴奨菊(佐渡ヶ嶽)との対戦を楽しみにしている。「実は場所前に稽古をしたいと思っています。向こうもそれを匂わせていましたから。部屋はどこでもいいです。ウチじゃなくてもね」と早くも火花を散らしていた。

スポーツ

×