園田競馬場で燃えた! 高安と元稀勢の里・荒磯親方が三番稽古

スポーツ報知
荒磯親方(左)と相撲を取る高安

 大相撲春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)で初優勝を狙う大関・高安(28)=田子ノ浦=が27日、兵庫・園田競馬場内の稽古場で部屋付きの荒磯親方(元横綱・稀勢の里)と大阪入り後初めて相撲を取り、20番で8勝12敗だった。

 引退して間もない元横綱の圧力を確かめながら右からの攻めを確認。立ち合いで現役当時をほうふつとさせる左差しを許して寄り切られる場面もあり、「(荒磯)親方は本場所に出るんじゃないの?」と冗談を交えつつ、「親方の体力が続く限り胸を借りたい。せっかく稽古をつけてもらっているので、成長して結果で恩返ししたい」と気合を入れた。

 荒磯親方も「これからじゃないかな、高安は。まだ(相撲を取る稽古を)始めたばかりだから。俺のことはどうでもいい。ガムシャラに来たほうが彼らしい。あまり考えず自然体でやってほしいね」と期待を寄せた。

 園田競馬場に稽古場と部屋宿舎を構えたことで注目度もアップ。レース開催日のこの日午前11時の入場者数は、26日からさらに約350人も増えた。熱心なファンらはガラス越しに土俵を見守り、貴重な三番稽古を堪能した。

 競馬場関係者は「ありがたいことですね。もっと注目されて、盛り上がってくれれば」と喜んでいた。

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