2場所連続休場の鶴竜、春場所へ「結果にこだわって」

スポーツ報知

 大相撲の初場所を右足首の負傷で途中休場した横綱・鶴竜(33)=井筒=が26日、大阪・エディオンアリーナ大阪で行われた力士会に参加し、春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)への出場に意欲を示した。報道陣から現在の状態を聞かれ、「初場所に比べたらしっかり体は作れた。後は土俵の中で最後の仕上げだけ」。春場所に向けては「平成最後の場所。そういう意味でも活躍して、結果を残したい。結果にこだわっていきたい」と答えた。

 現在、昨年の九州場所から2場所連続で休場中。要因はいずれも右足首付近の負傷だが、患部については「多少、水がたまっているのはあるけど、水が抜ければ問題ない。相撲が取れないほどの痛みではない」と明かした。大阪入り前の稽古に関しては充実感を口にし、「できれば明日から出稽古にも行けたら…。相撲をとれる準備をやってきたので」と話した。

 初場所で元稀勢の里関(現荒磯親方)が引退し、白鵬(33)=宮城野=との2横綱で平成最後の本場所に臨む。「張り合う人が1人減ったという気持ち。寂しい気持ちはある。負けたくないと思う1人だったので」と思いを述べた。一方で横綱としての存在感への意識は「しっかり示していきたい。自分もまだがんばれるという自信があるので」と強調した。

 昨年は関脇・貴景勝(22)=千賀ノ浦=や小結・御嶽海(26)=出羽海=らの初優勝にわいた。「新しい人が出てきて、古い人が去って行く」と時代の流れを感じつつも、「今まで通り、自分のやることやって、己に勝って準備をやっていきたい」と、復活場所の初日を見据えていた。

スポーツ

×