新十両Vの友風が祝賀会 女手ひとつで育ててくれた「母に感謝」
スポーツ報知

大相撲九州場所で新十両優勝を果たした友風(24)=尾車=の「十両昇進、優勝祝賀会」が26日、出身地の神奈川・川崎市で開催され、師匠・尾車親方(元大関・琴風)ら約450人が出席した。
17年夏の初土俵から10場所目の快進撃は、6日目から破竹の10連勝を記録。友風は「初日からの2連勝で浮かれて3連敗したのが、逆に良かった」と序盤戦で目が覚めたと振り返った。
祝賀会では、川崎商工会議所から「かわさき産業親善大使」に任命され、川崎市の「友風勇太後援会」からは「風」の新化粧まわしも贈呈され大拍手を浴びた。
謝辞のため、ピンク色の着物で壇上に上がると、後援者へあいさつ。続いて母・奈美さんをステージに呼ぶと「おそろいのピンク色の着物です。周りからは親子以上に仲がいいと言われますが、ここまで女手ひとつで育ててくれた。本当に感謝しています。自慢の母です」と紹介した。
東十両4枚目まで番付を上げた初場所(来年1月13日初日・両国国技館)に向けては「みなさんが圧力(期待という重圧)をかけないようにと心配してくれていますが、僕は圧力をかけてもらった方が励みになる。みなさんの期待に応えられるように頑張ります」と、次なる目標でもある新入幕へ闘志を燃やした。