横綱・稀勢の里、年内にも相撲を取る稽古を再開

スポーツ報知

 大相撲九州場所を右膝負傷で途中休場し、進退問題が再燃している横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が、年内にも相撲を取る稽古を再開する方針であることが22日、分かった。この日茨城・土浦市で行われた冬巡業で師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が取材に応じ「番付発表(25日)後には出来るようにしたい。なんとか稽古している状況」と話した。

 九州場所の初日、貴景勝戦で右膝を痛め初日から4連敗。5日目から休場した。治療をしながら稽古は積んできたが「普通にやっているけど、まだ違和感はあるみたい」と田子ノ浦親方。現在は東京・江戸川区の部屋で、弟弟子たちに指導しながら自らも稽古に励んでいるという。

 横綱在位11場所で9場所を休場し、11月26日の横綱審議委員会では異例の「激励」の決議が出た。初場所の成績次第では進退が問われる。「巡業も出てないし、初場所は大事な場所になる」と師匠も語る。初場所(来年1月13日初日・両国国技館)に向け「あとは実戦。それが一番なので」と急ピッチでの調整を示した。

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