稀勢の里、稽古再開「よかった。体動かさないと」
スポーツ報知

大相撲の横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が3日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開した。先月の九州場所を右膝のけがで途中休場し、初場所(来年1月13日初日・両国国技館)で再び進退問題に直面する中、けがから復帰し、「よかった。体動かさないと」と振り返った。
稽古内容は非公開だったが、部屋の関係者によると、土俵には上がらず、四股やすり足の基礎運動を約1時間半、行ったという。取材に応じる際、九州場所初日に捻挫した右膝をかばう様子も見られなかった。
横綱在位11場所で、9場所を休場。九州場所では横綱として87年ぶりとなる初日から4連敗(不戦敗を除く)を喫した。11月26日の横綱審議委員会で異例の「激励」の決議が出されたことを問われると「はい」とだけ答えた。2日から始まった冬巡業への参加は未定としている。