稀勢の里が稽古再開「体動かさないと」
スポーツ報知

大相撲九州場所を右膝のケガで途中休場した横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が3日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開した。稽古は非公開だったが関係者によると、約1時間半、四股やすり足などの基礎運動で汗を流した。場所明けの稽古で久しぶりに体を動かしたことについて「まぁよかった。体動かさないとね」と短く語った。
九州場所初日の小結・貴景勝(22)=千賀ノ浦=戦で右膝を捻挫。横綱としては87年ぶりとなる初日から4連敗を喫し、5日目から途中休場した。横綱在位11場所で9場所目の休場に、横綱審議委員会からは26日に「激励」の決議が出された。この決議について問われた横綱は「はい」とだけ答えた。
2日から始まった九州での巡業は休場中で、ケガの回復次第では後半からの参加が見込まれる。一度は脱したかに見えた進退問題に再び火がついたが、迎える初場所(来年1月13日初日・両国国技館)で復活を遂げるか、注目が集まる。