隆の勝が新入幕…躍進の秘密は師匠との“ドライブ”?
スポーツ報知

日本相撲協会は27日、大相撲秋場所(9月9日初日・両国国技館)の新番付を発表した。名古屋場所で(十両)13勝して新入幕を果たした隆の勝(23)=千賀ノ浦=が東京・両国国技館で会見。「上を目指して頑張りたい。一番一番、全力で思い切りとって三役、三賞をとれるようにしたい」と今年初場所の阿炎(錣山)以来4場所ぶりの入幕即三賞を目標に掲げた。
16年4月に現師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)が部屋を継承してから強さに磨きがかかった。1番の変化は出稽古だ。「部屋でボーッとしていても強くならない。2人でドライブしながら(笑い)。出向いた部屋で色んな師匠が指導してくれた」と内弁慶脱却で約5年間もとどまった幕下からも脱出したという。
同世代がライバルだ。「負けられない気持ちがある」と同い年で同期の輝、2歳下の阿武咲(阿武松、おうのまつ)を始め20代前半の幕内力士と切磋琢磨(せっさたくま)して新時代を切り開く。