稀勢の里巡業打ち上げ…秋場所前は出稽古での調整も示唆

スポーツ報知
KITTE場所で土俵入りをした稀勢の里

 大相撲の夏巡業が26日、東京・丸の内の商業施設「KITTE」での興行で終了した。

 8場所連続休場中で秋場所(9月9日初日・両国国技館)に進退をかける意向の横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=は昨年秋以来の巡業皆勤。「いい稽古ができましたし、非常に充実した巡業になりました」と土俵人生をかける場所を前にしての好材料を前向きに受け止めた。

 7月29日に岐阜・大垣市から26か所の興行を勤め上げた実感は、秋場所前の稽古につなげる。「やってきたことをしっかりとやり続けることが大事。気持ちも体も“絞って”ね。1番勝てるような状況にすることが大事」と自らに言い聞かせた。

 秋場所前は31日に横綱審議委員会の稽古総見(両国国技館)や9月3、4日と所属する二所ノ関一門の連合稽古が控える。加えて日々の調整を出稽古で行うプランもある。

 「出稽古? そうだね。稽古ができると体もキレてくると思う。力を出し切って千秋楽まで頑張っていきたい」と万全の状態で本場所を迎えるために体をいじめ抜く覚悟を稀勢の里が示した。

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