くまモンが“壮大プロジェクト”を全力PR…女子ハンドボール世界選手権

熊本県のPRキャラクターで「営業部長兼しあわせ部長」のくまモンが28日午後、東京・港区の報知新聞社を訪れ、女子ハンドボール世界選手権大会を盛り上げるため3月1日からスタートする壮大なプロジェクトを、元気いっぱいのジェスチャーでPRした。
同大会は熊本県内の5会場で11月30日から24チームが参加して開催される。くまモンは日本代表「おりひめジャパン」の応援キャプテンで、県が開幕300日前の2月3日に開設したファンサイト「くまモンハンド部」の主将として部員を募集中だ。
さらに3月1日からは「おりひめジャパン」応援企画として「PASS TO THE MOON PROJECT」を開始。世界選手権のキャッチフレーズ「Hand in Hand(1つのボールが世界を結ぶ)」にちなんで、ハンドボール大の通称「kuma moon ball」をパスで回し、その総移動距離を月までの総距離38万4400キロに到達させる―という壮大な計画を立ち上げる。
ボールは77個を用意し、まずはスタッフが熊本県内の74個と東京事務所の3個をそれぞれ誰かに「パス」。受けた人が別の場所で、ボールにプリントされたQRコードを携帯電話で読み込み、サイトに記念写真を投稿することで、端末の位置情報により移動距離を計測することができる。「大会開幕までの月到達」が目標だ。
大会PR用の特注衣装で現れたくまモンは、言葉を話せないものの、出来立ての「kuma moon ball」を手に、さまざまなポーズをとってプロジェクトをPR。3月12日の誕生日(年齢不明)を前に同9、10日には地元での誕生祭を控えており、ダンスなどに磨きをかけているという。
熊本では2016年の熊本地震で被害を受けた熊本城の大天守外観復旧工事が完了し、10月のラグビーW杯期間中と11月30日からの女子ハンドボール世界選手権の期間中、特別に一般公開することも決まっている。