森薗政崇、伊藤美誠組が混合ダブルス２連覇「楽しんで試合ができた」

◆卓球　全日本選手権第４日（１７日・丸善インテックアリーナ大阪）

　混合ダブルス決勝が行われ、森薗政崇（岡山リベッツ）、伊藤美誠（スターツ）組が３―１で張本智和、長崎美柚（ともにエリートアカデミー）組を下し、２連覇を果たした。

　張本、長崎組とは初対戦だった。ともに台上技術に優れ、バックハンドも抜群の威力を誇る２人に対し、第２ゲームこそ落としたものの、勝負所で伊藤の強気のプレーや森薗の粘りが光った。伊藤は「向かってこられた部分はたくさんあると思うんですけど、楽しんで試合ができた」と声を弾ませ、森薗は「内容的にも苦しい試合。勝った時は本当にうれしかった」と白い歯を見せた。

　伊藤は昨年に続く３冠に向け、まずは１冠を手にした。午後からは女子シングルス、ダブルスで今大会初戦を迎える。「昨年もミックス（混合）優勝からスタートしてすごい自信になった。優勝をいい流れにできるように頑張っていきたい」と２年連続の偉業へ意欲を見せた。