今季限りで引退のフジカキが涙の引退セレモニー「100点満点の選手生活」

スポーツ報知
引退セレモニーでタカマツペアの高橋礼華(左)、松友実佐紀から花束をプレゼントされた藤井瑞希(左から3人目)、垣岩令佳(同4人目)

◆バドミントン 全日本総合選手権 最終日(2日、東京・駒沢体育館)

 女子ダブルスで12年ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希、垣岩令佳(ともに再春館製薬所)組が、決勝戦に先立って引退セレモニーを行った。

 藤井は「ダイエットがてら始めたバドミントンですが、気がつけば生活の中心になっていました。五輪のメダルも持って帰って来られて、100点満点の選手生活でした。大好きな(垣岩)令佳と社会人で一度も日本一になれなかったのが唯一心残りだけど、満足のいく現役生活でした」と声を震わせた。垣岩も「けがもあり、つらく苦しいこともあったけど、幸せな選手生活を送れました。家族や仲間、会社の方々の支えと応援でここまで続けて来られました」と涙を浮かべた。

 セレモニーでは今大会2回戦で敗れ、“引退試合”の相手となった16年リオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀(ともに日本ユニシス)組から花束を贈られた。高橋は「引退の大会で対戦できて幸せな時間でした。これからプレーを見ることも、対戦することもないと思うとさみしいです」。松友も「同じ世代でバドミントンができて楽しかったです。幸せでした」と感謝の思いを込めていた。

スポーツ

×