今季限りで引退のフジカキ 2回戦は五輪メダリスト対決が実現「後輩の胸を借りて私達らしいプレーを」

スポーツ報知
1回戦を突破した藤井瑞希(左)、垣岩令佳ペア

◆バドミントン 全日本総合選手権 第2日(28日、東京・駒沢体育館)

 女子ダブルス1回戦で、今季限りで現役引退を表明している12年ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希、垣岩令佳(ともに再春館製薬所)組が、山口茜(同)、綿矢汐里(福井県立奥越特別支援学校職員)組をストレートで下し、2回戦に進んだ。

 再春館製薬所の後輩で、シングルスでは世界ランキング2位の山口との対戦。五輪銀メダルの経験で押し切り、藤井は「やりながら気持ちを高めた。出だしはロビング(浮き球)が甘くて攻められたけど、中盤からは(相手)スマッシュなどのパターンが読めていた。レシーブから攻撃の形にできた」と勝因を振り返った。

 29日の2回戦では、16年リオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀(ともに日本ユニシス)組と五輪メダリスト対決に臨む。フジカキペアで出る個人戦は、今大会がラスト。現・世界ランク2位ペアとの対戦へ、藤井は「せっかくやるなら、トップレベルの人とやって、バドミントン人生を終えられたら満足と思っていた。楽しみで、ワクワクした気持ちが強い。スピードや体力、球の質は私達が落ちると思うけど、食らいついていきたい。後輩の胸を借りて私達らしいプレーをしたい」と目を輝かせていた。

スポーツ

×