錦織前週決勝の雪辱で8強 3日にフェデラーと準々決勝
スポーツ報知

◆男子テニス マスターズ・パリ大会(1日)
シングルス3回戦が行われ、世界ランキング11位で第10シードの錦織圭(日清食品)が、同6位で第7シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6―4、6―4で破り8強入り。前週のエルステバンク・オープン(オーストリア)決勝で敗れた天敵に雪辱を果たし、年間成績上位8人が出場権を獲得するATPツアー・ファイナル(11日開幕・ロンドン)ポイントランクでも9番手以内に入ることが決まった。
錦織は「(ブレイクした第1セットの)1ゲーム目が全てだった気がする。リスクを背負いながら積極的にプレーできた」と胸を張った。4日前に敗れ、ツアー決勝9連敗の屈辱を喫したアンダーソンをストレートで下し、ファイナル切符に大きく近づいた。出場権を争っていたイスナー(米国)とチョリッチ(クロアチア)が、いずれも3回戦で敗れ9番手以内が確定。既に出場権を獲得しているデルポトロ(アルゼンチン)は負傷しており、9番手なら「補欠」で繰り上がる可能性が高い。
右手首の負傷で一時は39位まで後退していた世界ランクでも、今大会終了後には約1年2か月ぶりにトップ10へ復帰する見通し。2日(日本時間3日)の準々決勝では第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。4大大会に次いで格の高い大会で、初優勝を目指す。