錦織 4年前の雪辱だ! チリッチとの準々決勝へ日本人ファンの前で最終調整
スポーツ報知

テニス男子シングルスの錦織圭(28)=日清食品=は、5日(日本時間6日未明)に準々決勝のマリン・チリッチ(29)=クロアチア=戦に臨む(WOWOWライブで生中継)。試合前は午前11時(現地時間)から、本番で立つセンターコート、アーサーアッシュ・スタジアムで練習した。
2日連続の会場で、相手も同じくジュニアの田島尚輝が務めた。対戦するチリッチと入れ替わりでコートに入る、軽く打ち始めてから徐々にギアを上げ、特にフォアハンドは心地良い音を響かせた。マイケル・チャン・コーチが打つサーブ想定の球をリターンする練習では、好調ぶりをうかがわせる打球を飛ばした。
練習後は早く入場していた日本人の観客から「頑張って~」と拍手で送られた。直後の時間帯に練習コートを予約していたが、姿はみせなかった。
2014年に決勝を戦ったチリッチとは全米だけでも4度目の対戦。過去の通算は8勝6敗で「14年の試合は、その後で彼と対戦するたびに思い出す」と話している。
◇錦織の全米でのチリッチ戦
▽2010年2回戦(3〇2)序盤は強烈なサーブに苦しんだが、第2、第4セットのタイブレークを奪うと最終セットは動きの鈍くなった相手を圧倒。気温40度近い酷暑と疲労で、左足付け根と右腕にけいれんを起こしながらも4時間59分の熱戦を制す
▽12年3回戦(1●3)200キロ超の速さとスピンを利かせて高く跳ねるサーブを使い分けられフォアのリターンが不調。主導権を握られ3時間33分の末に敗戦
▽14年決勝(0●3)大会直前に右足親指を手術しながら、当時世界1位のジョコビッチ(セルビア)らを破ってきたが、好調だったバックハンドにミスが続出。逆に相手にサービスエースを17本決められ、1時間54分でストレート負け