【横浜M】元日本代表DF中沢、引退を正式発表「このクラブでユニホームを脱ぎたい」会見はなし

スポーツ報知
背中に「BOMBER」と愛称が入った横浜M・中沢佑二

 横浜Mは8日、元日本代表DF中沢佑二(40)が現役を引退することを発表した。また引退会見を行う予定はないという。中沢はクラブを通じてコメントを発表。以下、コメント全文。

 「私、中澤佑二は、2018シーズンをもって現役を引退する決断を致しました。自分の中では、プロ20年目となる昨シーズンを一つの区切りとして考え、全てを出し切るという思いで最終戦まで走り続けました。そしてシーズンを終え、改めて自分の思いを整理した中で、やはりこのクラブでユニフォームを脱ぎたい、そしてそれが横浜F・マリノスに対して一番の恩返しになるんじゃないかなという思いになりました。

 小学校6年生からスタートさせたサッカー人生は30年。プロとしての現役生活は20年。振り返ると、ここでは書ききれないほどの本当に多くの方々に支えていただき、こんなに長く現役生活を続けることが出来ました。

 もがき苦しみ、がむしゃらに掴み取ったプロ生活。来年もF・マリノスで現役を続ける選択肢もありましたが、最後は“中澤佑二”らしく、自分の決断を信じ、1ミリの後悔もなくピッチを去ろうと思います。

 良い時も悪い時も共に戦っていただいたファン・サポーターの皆さま、チームメイト、チームスタッフ、スポンサー各社の皆さま、ホームタウンで支えてくださった皆さま、横浜F・マリノスに関わるすべての皆さま、そして東京ヴェルディに関わるすべての皆さま、本当にありがとうございました。

 今後のことはこれからゆっくり考え、また皆さんにご報告出来たらと思います。20年間、本当にありがとうございました」

 中沢は練習参加生から99年に東京V入りし、02年横浜Mに加入し、03、04年のリーグ連覇に貢献するなどクラブの顔で有り続けた。日本代表でも06年、10年とW杯2大会連続出場するなど長らく守備の要としてけん引。左膝痛などに苦しんだ昨季は、18年8月19日の鹿島戦でメンバー外になり、フィールドプレー歴代最多連続出場(199試合)とフルタイム出場(178試合)の記録が途切れた。12月1日の最終節・C大阪戦で3か月半ぶりに復帰。ホームの日産スタジアムでキャプテンマークを巻いて立った8分間は現役ラストゲームとなった。

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