内定者座談会

高校の先輩が報知新聞社で記者をやってらっしゃって、もともとスポーツ新聞社に行きたいのが高校の頃から目標だったので恩師伝いにその方とお会いしました。各社のOB訪問、OG訪問をたくさんした中で報知は人にフォーカスした紙面や記事が一番多い。働いている社員が自然体であったかい雰囲気を感じたので、自分もここで働きたいと思って受けました。

人がいいですよね。この前報知のインターンシップに行ったんですけど、そこでインターン生も「記事のエピソードが細かくて人に寄り添っている」と言ってたし、僕自身も面接でそう答えていた。

まず中学生の時に巨人ファンで、今まで一番何かに熱中してた時でそれが巨人だった。毎朝学校に行く車の中で報知のニュースを全部チェックするぐらい身近だった。縁があって大学生になって（報知で）バイトしてたんですけど、自分はスポーツとか途中でやめてきたことが多かったのに続けられた。受けない選択肢はなかった。

きっかけはやっぱ趣味！　野球、競馬、競艇とか趣味に関わるお仕事したいなと思っていて、スポーツ新聞って僕が好きなことを全部扱ってる。インターンシップを探したら一番に報知が出てきて、応募したらたまたま通った。そこでめちゃくちゃ縁を感じて、4月に別の会社に内定もらったんですけど記念受験的な感じで受けた。親が一番びっくりして、いまだに喜んでます。

まずスポーツ紙は受けたいなとずっと思っていて、3年の夏休みにインターンの情報を載せているのが報知しかなかったのが最初です。インターンに落ちちゃったんですけど、10月にオンラインの質問会に出て、そこで印象に残っていた。当時ほんまに受けられる（スポーツ紙の募集がある）のかなと不安で、報知だけは情報が出ていたのでここは受けられると。

僕は巨人ファンだったのと、「ボーイズ報知」に中学の時に載せてもらった。祖父が報知を買っていて読むようになって、記者の人って移籍とか情報を自分が知ることができるのがいいなって（笑い）。俺もやりたいって思って、いざ就活する時に文章を書くのが得意だったので生かせるかなと思いました。

自分は新聞記者になりたくて、もし新卒で入れなくても転職でいずれなりたいと思っていたので、同じマスコミのテレビ局で野球に力を入れているところ。それ以外では食品や旅行会社を受けました。

新聞しか受けてないです。いろんな業界にエントリーしてみて、ESを書く時に業界を絞っていったらスポーツ新聞になりました。一般紙もスポーツ部門がある会社は受けて、全部落ちたら考えようと思っていました。地方紙も受けたんですけど、スポーツ紙から何社か内定頂いた時点でお断りした。業界を絞っているから、ESは書きやすかったです。

僕もスポーツ新聞しか行きたい業界がなくて、でも5，6社しかないので危ないなと。業界を絞り出して国語の教科書の編集職で2社出したんですけど、WEBテストで消えてしまってスポーツ新聞だけになりました。

テレビと新聞が多かったかなと。テレビもスポーツがあるところメイン。最後に英語を使った仕事で憧れがあって、単純な興味と諦めをつけようと思って航空業界を受けました。結局自分が働いている未来が見えなかった。

もともとずっとマスコミに行きたくて受けてたんですけど、テレビに落ちて、一般紙は政治とか経済に興味なかったので事業職で受けていて、隠しても仕方ないけどそこが第一志望だった。3月にどうしようもないってなった時にホテルと航空、海運を受けたんです。

自分は印刷業界と日本酒の会社を受けました。営業で受けて、その会社のお酒を飲んで酔っ払い、味の感想を書くっていうことばかりしてました。

自分はスーパーのアルバイトと、ゼミで詩を勉強していたこと。バイトは3年続けて指示する立場になって、どういう取り組みをしてお店の雰囲気を改善したとか、客数を増やすとかを一から考え直した。ゼミの発表は人と協力しながらやるところがあったので、コミュニケーションをどうやったかを振り返りながら書きました。

軸として3本ありました。1個目が少年野球のコーチをやってた。2本目が英語。僕、昔アメリカに住んでいたことがあって、今国際学部にいるのである程度できる。3つ目は高校の野球部がそれなりの名門だったので、それを突っ込んでくれたらこちらとしてはうれしかった。

そこ突っ込まれましたか？

他の会社だと大学のことばかり聞かれて、少年野球のコーチのことも実はあまり聞かれなかったんですよね。報知は高校の野球部の話を結構してくれて、だから通ったのかな。報知以外はほぼ聞かれなかったですね。就職活動をやる上で野球と英語で戦うしかなかったので、この2つを押し出しました。

英語をしゃべってくださいとか言われなかった？

あったっけ。あ、ホテルは英語の面接っていうかグループディスカッションがあった。学校の授業のほとんどが英語だし、卒業論文もずっと英語で書いてる。

私は2つしているバイトのひとつを書いたのと、サークルも2つ入っていたので、ESのガクチカと自己PRでぐるぐる回してました。テニスのプレーヤーと野球サークルのマネジャーやってて、野球はSNSを全部私が管理していた。バイトは違うスポーツ新聞社で校閲をしているので、いかに効率を上げるかを書いていました。

サークルに入ってた人いる？　ちょうど半分ぐらい。5人。ガクチカでサークルいいですよね。サークル、そうなんです。サークル入りたかったですよ。

2年生の6月からどっちも入った。1年生の時は大学も行ってない。毎日家にいた。

やってるんだね。その1年でもういいやみたいになっちゃう人がたぶん多いですね、僕たちの世代は。

ガクチカって目に見える数字があった方がいいとかいうから、新入部員がこれだけ増えたってわかりやすいのがサークルのSNS運営だったのでそれを持ってきました。

私は155か国の人と話したコミュ力と行動力。真面目に地図を数えたの。東京オリンピック・パラリンピックのボランティアの時に自分からいろんな選手と話をして、その数字を出すことがアピールになるかなと思って出しました。サークルも1年生の5月からピアノと国際交流とマスコミの3つ入っていた。

野球のリーダーやってた。高校の時に野球をガチでやってて、甲子園を本気で目指せるような学校で、そこで副キャプテンをやっていた。大学ではサークルやけど副キャプテンで日本一をとれた。めっちゃちっちゃいけど、日本一ですかって言われたら「はい」。

やっぱり受ける会社の新聞は全部読んで、同じニュースでも各社どのコメントを使って、どういうエピソードを入れてっていうのが違うので、読みながら企業研究と御社のどの記事が好きだっていう話をしていました。報知だけ定期購読して、あと2つぐらい読んで比較していた。

自分はたまたま大学にマスコミ対策就職講座っていうのがあった。そこに入って、おもに作文を書いて添削してもらってっていう練習を繰り返していた。それ以外に報知をとって、他の新聞もたまに読んで比較していた。気になった記事は絶対聞かれると思うので、内容だけじゃなく「何年何月何日のこの記事」と面接で言ったら反応が良かったと思うので結構大事かな。

ちなみにどんな記事？

報知の場合は2022年9月3日だったかな（実際は7日付）。村上選手（ヤクルト）がノムさん（野村克也氏）のホームランの記録を超えた時。52号。記者は森下さん。写真もすごい良くて、他の新聞は打ってる瞬間だったんですけど、報知は野村さんに手を合わせるシーンを使っていて心が熱くなった。

大学にそういう講座があった人います？

私は1年生から入って、週1で作文を書いて、卒業生の記者の人の話を聞いてました。

私は15人か10人ぐらいの小講義をとってます。作文対策とか記事の書き方を学ぶの。メディア社会専攻だから普通に単位のためにそういう授業しかとってこなかった。

俺、そういう授業を受けた。マスコミ対策とかじゃなくて、スポーツジャーナリズム論っていう授業があって、3年は前後期受けてました。学部外の授業だけど。

自分はマスコミっていうかスポーツ紙はここしか受けなかったのでそんなに対策してなかったけど新聞は読んでましたし、比較はやってました。面接の日の新聞で横川投手（巨人）が初勝利を挙げた時に小学校の（母への手紙）があったので、そこが好きで面接で伝えました。作文は文学部で常に文章を書く機会があったので生きたかなと思います。

比較すると結構違いがわかるもんだよね。マスコミ対策では大事なことなんじゃないでしょうか。次、僕ですね。記念受験的な感じが強かったので・・・。でも親がずっと報知新聞をとって読んでいたので、Fみたいに誰の記事が良かったって。僕なら（芸能担当記者の）田中さん。その記事をここがいいですって言えるぐらいは準備した。

私、ニュース検定2級とりました。1回も聞かれなかった。

資格とった人います？

野球知識検定っていうのを見つけて、何やこれって。5級しか持ってないですけど。1回報知の面接で聞かれました。

あらかたの流れで予想していたのが2次選考で作文があると思っていた（実際は1次で実施）。一発目の選考の時に所要時間を知らされていて、あれ、面接だけにしたら長いなと思っていたんですけど、今日作文あるんやと少し面食らった。

みんな確かにそう思ってたんじゃないかな。

作文はマジでやばかった。俺はネタを用意せずに出てきたお題に対して自分のエピソードを書くっていうスタンスで、何でも書けると思ってたら30分経ったところで2行しか進まなくて、やばいってジャケット脱いで腕まくって冷や汗。あとは僕が出したエントリーシートでここ突っ込んでくださいっていう書き方をしたものに対して、しっかりそこを聞いてくれているというのは面接していて思いました。だからすごくしゃべりやすかった

作文の会場が同じで（Hが）先に書き始めてて、（後ろから見ていて）めっちゃ焦ってるなと思った。

マジで⁉　見てた？（笑い）　でも追い込まれた割にまとまった感じのことは書けたから耐えた。

作文があるかないかだけは（知りたい）。

いや、でも（わからなくても）いいと思います。

僕もいいと思います。逆に素の状態が出ると思う。

私は2次面接がその日の最後（の順番）だったんですけど、案内してくれた方がすごく話しやすかったです。でも会場に入ってみたら厳かで、40分ぐらい続いていつ終わるんだろうって。「野球の取材をしたい」って言ったら、「野球じゃなかったら何年頑張れる？」って聞かれて答えられなくて。ちょっと詰まってたら「それは意地悪でした、ごめんなさい」って。

覚えてるのは2次だったと思うんですけど、序盤で（プロ野球は）「どこファン？」って聞かれて「阪神タイガースです」って言ったら、四面楚歌な感じ（注・全くそんなことはありません）。で、中盤で「巨人の選手で誰が好き？」って聞かれて、阪神ファンが巨人の選手が好き…？（苦笑）　出身が同じ滋賀県で1個上の横川選手って答えました。

巨人のイメージが強すぎて、どこかの段階で誰かに「巨人ファンじゃなくてもいいんですよね？」って確認しました。そしたら「全然巨人ファンだけしか入れない会社じゃないよ」って。だからESもカープファンを打ち出しました。

覚えてるのは、他の就活生が全く見えなかったこと。あ、作文の時は見えるんですけど、その時は他人なんて見てない。面接の時は控室も仕切りがあって周りが見えなくて、最終選考終わって話して出てきたのがHだった。そこで初めて他にもいたんだって実感するっていう。質問では僕の高校の先輩と村上宗隆選手が「どうして差がついた」って聞かれて、内心ではふざけんなと思った。

面接の後に人事の人と話すって他の会社でありました？

選考が進むとありました。ホテルを受験した時は最終の前に人事の人と個人で話しました。

俺は報知新聞だけでした。面接とは別で人事の人としゃべるのは。珍しい。俺ちょっと聞きたいんです。趣味の話ばかり聞かれて、他の会社だと学生時代に力を入れたことを中心に聞かれることが多いと思うんですけど、報知は競馬の話。「君、今週何買うんだい？」って予想の話をしていた。

自分の大切にしているものをよく聞いてくれた。他の会社だと「会社のために何ができますか？」とか大学時代にやったことを聞かれたんですけど、僕の場合は報知の採用で一番聞かれたのは高校の野球部の話。その人の一番大事にしていることをエントリーシートから読み取って聞いてるんだろうなというのは感じます。

「今日の新聞読みましたか？」って言われて、朝から新幹線に乗ってきてたので「ぱらぱらめくったくらいです」って言って、めちゃめちゃ焦った記憶があります。だから、遠くから来る人は新幹線の中で少しくらい目を通した方がいいって言いたい。

エントリーシートはあれ聞かれました？　フリ―スペースで絵を描いてもいいみたいな。どんな感じでやりました？

俺はプロ野球チップスのカードの裏面をイメージして。

うわー、すげー。印象良かった？

（しみじみと）良かったなー。

俺は将棋の藤井（聡太）さんの記事を読んで、それ風のレイアウトにした。

僕は文章一辺倒。字が小さすぎて、（人事担当者から）「最終選考だったら（老眼で）読めない人いるよ」って言われた。

小学3年の時にプロ野球選手を目指して野球を始めて、大学まで続けたんですけど実力が全然足りなかった。でも、プロ野球選手になりたい自分が納得できる仕事をしたいって思って、自分が行けなかったプロの選手に記者として取材して、書いた記事で後押ししたいっていう思いがまずあった。報知はインターンや説明会で話している方がみんな本当に仕事が好きなんだなというのが伝わってきて、ここなら思いをかなえられるのかなと選びました。

僕はもともと第一志望だったのもあるんですけど、（報知の）1年上の方と連絡を取っていて、人の温かさも聞いていた。自分が行きたい会社で、そう思われているなら申し分ないと思って決めました。

私はジャイアンツが好きというのが大きくて、自分が一番好きなことを仕事にできるのは報知だなと思った。フィギュアスケートもよく見るんですけど、報知で働かれていたカメラマンの方とSNSを介してつながって、辞められたにもかかわらず親身に「ESや面接でこういうことしておいた方がいいよ」とアドバイスを頂いた。

同じなんですけど、選考前に報知で働かれている年の近い方に人がいいという話を聞いた。受けていく中でも面接が対面で、ガクチカより自分自身について聞いてくださって、楽しかったなって思って終わった面接があった。別のスポーツ新聞社でアルバイトしていて、その社員さんから「スポーツ新聞の中では報知がいいよね」と聞いていて、同じ業界から見てもいい会社なんだなって。働きやすそうだなと思ってこっちにしました。

内定の電話をいただいた時によくあるのが「内定おめでとうございます」って言われるんですよ。報知からかかってきた時に「内定です。よろしくお願いします」って言われたのが、ちゃんと社員として迎えてくれるんだなってうれしかったですね。

体を動かす人生を送ってきたので、それこそ野球はやってましたね。僕の中で3つ大事なものがあって、音楽、お笑い、野球。それを順繰りにまわして、音楽やったら自分の知らない曲も聞いてみて好きな曲を見つけるのが好きやし、お笑いやったらなんばグランド花月見に行ったりとか、いろんなことをかいつまんでました。こっからガチで就活頑張ろうと思った直前には東京に旅行に来て、友達とばーっと遊んで、やりたいことを全部したのが10月初旬。

僕は競馬と競艇をずっとやってたんですけど、報知を受けようってなってからは競馬新聞ではなく報知新聞を競馬場に持って予想で使って、趣味の中に就活を入れていた。お笑い見に行ったりとか、就活につながるかなと意識してやってましたね。僕は就活がっつりやってる人間じゃなかったので、暇な時にエントリーシートを出して、野球の試合がないときに面接の日程を入れて、趣味を中心に就活がつらくならないようにやってた感じです。

僕は昔のドラマ見てましたね。「東京ラブストーリー」とか「101回目のプロポ―ズ」を親がちょうど同世代なので一緒に見てました。あと、面接前に気分を上げるためにイヤホンで音楽を聞いていて、着く前にどの曲を聞くか決めていた。報知に来るときは「キセキ」(GReeeeN)聞いてから「September」(Earth,Wind & Fire)いって、最後は必ず「オリジナルスマイル」(SMAP)。坂本、阿部、由伸（の登場曲）。

ほかに面接のルーティンありました？

絶対面接だけで終わらずに観光して帰るって決めてた。終わったらここに行くから面接頑張ろうって。どうせ東京来るならって、ちゃんこ鍋一人で食べた。満喫して帰ってた。

2次面接で東京に行く道を間違えてしまって、それで通ったから最終もわざと間違えた。

同じ出口から出るとか、俺やってた。こっちから通るとか、靴下一緒にするとか、マエケン（前田健太投手＝タイガース、ルーティンが多いことで有名）みたいな感じでやってた。

遅刻しないように早めに両国に来て、サンマルクカフェで新聞を読んでました。

面接受けに来た時に両国でこの店入ってたってある？

マクドナルド。

何とかっていう焼肉屋。

息抜きの話に戻ると、普段通り遊ぶときは遊んでって考えてました。就活だから息抜きするというより、普段の生活の中に就活が入ってました。夕方ランニングして、夜は高校の友達とグループ通話したりゲームしてました。

自分は営業職で、報知新聞の記事が好きなのでどうしたら売れるか考えたり、一人でも多くの方に届けるのが夢です。不安はお酒が入るとニコニコしちゃうので、一気に距離を詰めすぎないようにしたい。

それが不安？　どうですか。みんな、飲み。俺、本当に（お酒を飲むと）調子乗りそうなので。このまんまうるさくなるんですよ。

今が静かみたいな言い方（笑い）。

皆さんも気を付けましょう。お酒は。

不安は今のところ思いつかない。まずは野球の記者をやりたい。今の大学の先輩でプロに入っている人がいて、大学時代に取材したので舞台が変わっても取材したい。同期でプロに行けなかったけど将来的に行きたい2人も取材したい。取材したい人一覧を作ってるんですけど、一番最初に好きになったアスリートがウサイン・ボルト。会いたいです。

次、僕ですね。僕もD君と同じで営業なので、記者ではないんですけど、他の会社の面接を受ける時も「営業向いてそうだね」とか「笑顔がいいね」とずっと言われてきた。自分の適性と思うので楽しく続けていって、いろんな人をつなげていく人になりたいなと思います。今は楽しそうだなというイメージですけど、どこかでつらいことや大変なこともあると思うのが不安ですかね。

いつか国際大会の記事を書きたい。小さい頃にアメリカに行ってた時に「いつか大リーグの取材したい」って言ってた。それに限らず、オリンピックでもWBCでも取材したいのが大きな夢としてあります。小さい夢は斎藤佑樹さんに憧れて野球を始めたので、会いたいというより一緒に仕事ができたらうれしいな。不安は今まで発信したという経験が全くないSNS不精なので、果たしてそれができるのか。

取材する選手が怖いかなとか、ちゃんと質問できるかなとか不安はない？

その牙城をどう崩すのか考えるのが僕は楽しみです。

いいね、いい！　めちゃくちゃいいね。他ありますか？　何事もなく4月を迎えられそうですか？

自分が野球でピッチャーしていて打たれたり、バッターで三振したらすごく悔しくなって、誰とも話したくない時があった。自分が聞かれたらいやなのに、それが聞けるかっていうのはある。

僕の大事にしている言葉があって「思ったようにはならない、やったようになる」。本当にその通りだと就活を終えて思う。少しやりすぎかなと思うぐらいどんどんアクションを起こしてください。僕自身は今働いてらっしゃる方にお会いすることに矢印を向けて動きを起こしていたつもりなんですけど、ESを添削してもらうでもいいし、面接練習をしてもらうでもいい。第一志望で行きたい企業があるならそこにめがけて、自分をプッシュする方法はいくらでもあるので、思い切って行動に移してほしいなと思います。

報知を受けるうえでこれをやるのがおすすめだよっていうことはある？

俺はOB訪問。それが一番と思う。イベントでお話しする内容と、今働いてらっしゃる方と1対1でお話しする内容は聞ける言葉も返ってくる言葉も違うので、報知で働いている方には一番数多くお話を聞かせていただく機会を作ってもらった。自分はそこを押したいかな。

人は人、自分は自分っていうのが大事かなと思う。野球で例えたら、大谷翔平選手はすべてができるスーパーな選手ですけど、左バッターを抑えるためだけにいるピッチャーとか、足や守備だけで生きていく人とかいろいろいる。人とは比べずに、自分にしかない良さを見つけてできることを精いっぱいするのが大事かな。

スポーツ新聞は採用人数が少なくて狭き門なんですけど、巨人が好きとか、野球が好きとか率直な気持ちを受け入れてもらえる。人数は気にせず、ちょっとでも興味があれば受けてみてほしいです。

自分は情報を集めるのと本番をいっぱい経験するのが大事と思っている。皆さんみたいにいろんな人から情報を得ることができなかったのは反省しているんですけど、いろんな人の話を聞く機会があるなら積極的に情報を集めた方がいい。自分は最初の面接が全然だめで、やっていくごとに伝えたいことが言えるようになったので、経験と修正を繰り返して、伝えたいことが言えるようになるんじゃないかなと思います。

お疲れ！（拍手）