【報知杯弥生賞】ニシノデイジーの西山オーナーが追い切り視察「勝浦を男にせにゃいかん」

スポーツ報知
ニシノデイジーの追い切り後に談笑する西山茂行オーナー(左)と勝浦

◆報知杯弥生賞追い切り(27日・美浦トレセン)

 昨年の札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳SとG3を2連勝したニシノデイジーは美浦・Wコースで単走。馬なりで5ハロン68秒8―12秒7と力強い脚さばきを見せた。「すごくスムーズでしたね。順調に来ています。前走から良くなっているというのを感じます」と勝浦は抜群の手応えを感じた。

 20日の1週前追い切りでは、折り合いがつかず。様子を聞いた西山茂行オーナーがこの日駆けつけたが、心配は杞憂(きゆう)に終わった。「上出来。勝浦がしっかり乗ってくれれば。勝浦を男にせにゃいかん」との言葉も飛び出した。前回の追い切り後にハミをノーマルなものからオーストラリア発祥のトライアビットに交換。口あたりがきつくならず、リラックスできるもので、制御しやすくなった。

 昨年末のホープフルSは3着。「勝った馬は強かったけど、勝負どころで前にいた馬が下がってきて、位置取りが悪くなった」と高木調教師。前走のようなスローペースを懸念し、流れ次第で自ら動く先行策も選択肢にある。西山氏は「オーナーはスタンドで見守るだけ」と全幅の信頼を置く。あとは皐月賞と同じ舞台で勝利の凱歌を上げるだけだ。(恩田 諭)

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