【馬トーーク】クラシックの主役はどの馬?注目の前哨戦を展望

第53回共同通信杯・G3(10日、東京)で、朝日杯FSを制した4戦無敗の2歳王者、アドマイヤマーズが始動する。第54回クイーンC・G3(9日、東京)には、阪神JF2着のクロノジェネシスが登場。春の足音が近づくなか、美浦の春木宏夫記者と栗東の宮崎尚行記者が有力馬の動向を踏まえ、今年のクラシック戦線を「馬トーーク」で展望した。
宮崎(以下「宮」)「クラシックの蹄音が徐々に高まってきましたね」
春木(以下「春」)「僕にとっては5年ぶり。とても楽しみにしているんだ。さて、牡馬ではアドマイヤマーズが共同通信杯で、さっそく始動する」
宮「これまで4戦4勝ですが、すべてマイル戦。距離がカギなので、200メートル延びたここでどんな競馬をするかですね」
春「もし負けるようなことがあると、皐月賞へ直行するホープフルSの覇者サートゥルナーリアが主役に躍り出ることになるね」
宮「1か月先ですが、登竜門といわれる報知杯弥生賞も目が離せません。ホープフルSで3着と接戦を演じたニシノデイジーが出走します」
春「しまいはしぶとく伸びてくるからね。ここをきっちり決めれば関東の代表格として本番へ向かえる。これに、2戦2勝で京成杯を制したラストドラフトが対戦。素質は高そうだし、結果次第では大きく浮上する」
宮「24日のすみれSも注目ですよ。ホープフルS2着のアドマイヤジャスタに、17年のセレクトセール1歳で2億7000万で落札されたサトノルークスが挑みます。未勝利―500万と2連勝。名門・池江厩舎から、きさらぎ賞を勝ったダノンチェイサーに続く存在となるか、ですね。このほか、3戦2勝のロジャーバローズ、若駒Sを飾ったヴェロックスがぶつかる若葉Sも興味深い一戦となりそうです」
春「牝馬はダノンファンタジーが頭ひとつ抜けていると思う。阪神JFは半馬身差だったけど、着差以上の強さ。どこまで行っても、かわされなかったんじゃないかな」
宮「2着のクロノジェネシスと3着のビーチサンバが、今週のクイーンCで再戦となります。どちらが挑戦状をたたきつけることになりますかね」
春「それより、先週のエルフィンSを勝ったアクアミラビリスが楽しみだよ。フェアリーSは初の右回りに戸惑ったみたいで5着だったけど、きっちり巻き返した。上がりは最速。すごい脚だったからね」
宮「まだまだ逸材がいます。京王杯2歳S2着のアウィルアウェイ、2戦2勝でリアルスティールの全妹のラヴズオンリーユーも未知の魅力があります。次走でどんなレースをするか、待ち遠しいです」
春「ともあれ、まずは今週末に大注目だ」