【京成杯AH】5歳馬ミッキーグローリー、長いブランク乗り越え重賞初挑戦V

◆第63回京成杯オータムH・G3(9月9日・芝1600メートル、中山競馬場、良)
サマーマイルシリーズ最終戦の第63回京成杯オータムH・G3が9日、中山競馬場で行われ、1番人気のミッキーグローリー(ルメール)が鋭い末脚を繰り出し、重賞初挑戦で初優勝を飾った。シリーズは2着に入ったワントゥワンが12ポイントで首位に立ったが、対象競走未勝利のため2年ぶり3度目の該当馬なしとなった。
後方で待機していたミッキーグローリーが、直線でグイグイと迫る。じっと馬群で我慢していた5歳馬は、残り200メートル手前からスパート。坂上で先頭に躍り出ると、大外から猛追するワントゥワンを3/4馬身差抑えて、初めての重賞をトップで駆け抜けた。
騎乗したルメールはこの日の4勝目。前日の紫苑S(ノームコア)に続き、2日連続で中山の重賞をジャックした。「ペースが速かったので、リラックスすることができた。大きな馬なので、いいペースなら、彼の大きなストライドを使うことができる」と分析。騎乗した2走前は1800メートルで3着に敗れているだけに「1600メートルはピッタリだと思います」と距離適性も勝因に挙げた。
3歳春から屈けん炎で1年5か月の休養を強いられた。復帰後は6戦4勝で上り詰めたが、「油断はできないので、ゆっくり、ゆっくり。『待てば海路の日和あり』だな」と国枝調教師は感慨深げだった。秋はマイルCS(11月18日、京都)が目標。長いブランクを乗り越え、重賞初挑戦でタイトルを手にしたディープインパクト産駒が大舞台で輝く。(石野 静香)
◆ミッキーグローリー 父ディープインパクト、母メリッサ(父ホワイトマズル)。美浦・国枝栄厩舎所属の牡5歳。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産。通算11戦6勝。総収得賞金は9918万円。重賞初勝利。馬主は野田みづき氏。