【巨人】原監督、ブルペンで高田に熱視線「非常に楽しみ」

スポーツ報知
ブルペンで高田の投球を見つめる原監督(捕手・小林)

 巨人・原辰徳監督(60)がキャンプ3日目の2日、ブルペンで高卒2年目右腕・高田の投球練習を視察し「実戦を見るのが非常に楽しみ」と絶賛した。

 思わず感嘆の声を挙げた。高田の繰り出した直球が左打者のインローへ決まる。捕手の後ろに立って球筋を見極めていた原監督が「ナイスボール!」と2度、声を張り上げた。スライダーなどの変化球も、キレは上々。今季イースタン最多勝となる11勝を挙げた20歳が指揮官との時間を勝ち取った。

 本人が「アピールしようと思って、明日試合なのに気持ち多めに投げてしまった」と43球を振り返ったように、“サプライズ視察”にも緊張しない強心臓ぶりも頼もしかった。指揮官は「物おじしないところがいいよね。年齢はグラウンドに立ったら関係ないわけだから。チーム内で戦いに臨めるだけの選手」と競争に加われる実力はあると判断した。

 高田は3日に行われる韓国・ハンファとの練習試合に2番手で登板予定。「ガンガンいく投手なので全球、腕を振っていきたい」と意気込む若武者に、指揮官は「(実力は)一級品でしょう。それが超一級品にならないとな、プロ野球でやるためにはね」とエール。限界を超えたところにプロの世界がある―が原監督の信条。さらなる飛躍を、楽しみに待っている。(西村 茂展)

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