【K―1】武尊、総合ルールに意欲「僕は総合でも何でもやろうと思って」

さいたまスーパーアリーナで10日行われた「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」の一夜明け会見が11日、都内で行われ、メインイベントで激闘を繰り広げた武尊(27)=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST=が総合格闘技での試合をにおわせた。
ムエタイの二大殿堂・ラジャダムナンスタジアムの現役フェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー=タイ=に2回KO勝ちを収めた武尊は「足が金属バットでしたね。ミドルキックって何発かは耐えられるんですけど、一発蹴られて『耐えられないな』と思って、そこから中に入れなくなりましたね。僕の試合をずっと見てる人は、こんなに入れない僕を見たことなかったと思うんですけど、実際に腕がヤバイんですよ」と腫れた腕を見せ、「パンパンで今は握力ないんですよ。今までこういうふうになった経験はなかったし、ミドルがこんなに痛かったのは初めて。一発で『これはもらい続けたら腕が折れるな』と思って距離取っていたんですけど、遠い距離だと蹴られるから『2Rは僕の腕が壊れるか、覚悟決めていくか、どっちかしないと負けちゃうな』と思って、覚悟を決めていったパンチが一発で当たったって感じでしたね」と激闘の様子を語った。
今後の試合について「意味のある試合をしていきたい」と語る武尊は、「僕自身が格闘家として満足してやれる相手、格闘家人生の中で絶対やっておきたい相手だったら意味のある試合になると思います。別にルールは問わないです。僕がやりたい相手で、その相手がやりたいルールだったら、僕は総合でも何でもやろうと思っているんで」と話し、「総合の同じぐらいの階級のチャンピオンとかだったら、世界で注目されるカードになると思うんで、盛り上がるならぜひやりたい。正直、僕は体重も問わないんで、落とそうとすればフェザー級まで落とせるし、上げようと思えばもうちょっと上げられる、階級はそんなに問わないですね」と総合格闘技ルールでの試合に意欲を見せた。