長州力、ファイナルロード第一弾は永遠のライバル藤波辰爾とのタッグ…12・28後楽園ホール大会

来年夏に東京で引退試合を行うプロレスラー長州力(66)が27日、東京・九段下のホテルグランドパレスで記者会見し、ファイナルロード第一弾となる「POWER HALL2019イヤー・エンド・スペシャル」(12月28日、後楽園ホール)の対戦カードを発表した。
長州は、藤波辰爾、マサ北宮と組んでNOSAWA論外、葛西純、清宮海斗と対戦する。会見の冒頭で「今年最後ですね、POWER HALL。毎回同じ事を言うんですけど頑張ってやります。一生懸命、それだけです」と短く挨拶した長州。前回7月10日の「POWER HALL」の試合後に「来年、少しのオファーが残っているんでそれが終われば、靴はもう脱ごうと思っている」と来年中の引退を宣言したが、その気持ちは「まったく変わっていないですね」と断言した。現時点で他団体から2、3試合のオファーを受けていることを明かし「最後の区切りの試合はだいたい考えています」と改めて来年の引退を明言した。
大会を主催するリデットエンターテインメントの関係者によると、長州自身は、新日本プロレス時代の1998年1月4日の東京ドームで引退試合を行っているため「引退」の2文字は使いたくないというこだわりがあるという。ただ、この日は、「区切りの試合が引退試合と考えていいか」との質問に「どう受け取っていただいてもいいです」と断言。来年夏に予定するラストマッチが「引退試合」と掲げることへの抵抗は示さなかった。
ファイナルロード第一弾の12・28後楽園へ向けては「選手の顔と名前が一致しない。顔を見たら前回も上がってくれたなという選手もいますが、どんどん変わってきてますから。彼らがこの業界で頑張っていただければ何も言うことはない」と参戦する選手へエールを送っていた。
長州のファイナルロードは、12・28後楽園からスタートし、ふるさとの山口県、5月19日に「プロレスリングFREEDOMS」が主催する沖縄県宮古島でのJTAドーム宮古島大会に出場し、来年夏に東京で終焉を迎える。
「POWER HALL2019イヤー・エンド・スペシャル」の対戦カードは以下の通り(試合順は未定)。
▽大谷晋二郎、吉江豊、杉浦貴、野村卓矢 対 ケンドー・カシン、佐藤耕平、中嶋勝彦、平田智也
▽越中詩郎、坂口征夫、ダイナソー拓真 対 関本大介、真霜拳號、梅田公太
▽藤原喜明、伊橋剛太 対 田中稔、吉田充宏
▽ヨシタツ、ロッキー川村、吉田綾斗 対 佐藤光留、橋本友彦、KAZMA SAKAMOTO
▽AKIRA、斎藤彰俊 対 MAZADA FUJITA