大仁田厚、7度目の復帰戦で勝利し絶叫「リングは最高じゃのぉぉぉぉ」…プロレスリングA―TEAM鶴見青果市場大会

プロレスリングA―TEAM(28日、神奈川・鶴見青果市場 観衆450人超満員札止め)
プロレスラー大仁田厚(61)がプロレスリングA―TEAMの10・28鶴見青果市場大会で7度目の現役復帰戦に挑んだ。
メインイベントのストリートファイト・エニウェアフォール電流爆破バット&有刺鉄線地雷ボードデスマッチ時間無制限一本勝負で大仁田は、ケンドー・カシン、HASEGAWAとトリオを結成し、キム・ドク、橋本友彦、雷電組と対戦し13分09秒、電流爆破バットで雷電をフォールし勝利を飾った。
1年ぶりにワイルドシングが鳴り響く。超満員の観衆が大仁田コールを奏でる。7度目の復帰戦。聖水をふりまき花道に大仁田が登場だ。ゴングと同時にキム・ドクに突っ込み場外乱闘。観衆が総立ちになる中、リング上でテーブル上のパイルドライバーで雷電をKOし大暴れ。邪道の世界が完全に甦った。
5分過ぎに地雷が爆破し、鼓膜が破れそうになるほどの爆音と煙が充満するリングに場内は騒然となった。大混乱の中、大仁田は橋本の電流爆破バッドで被爆する。最後は電流爆破バッドで雷電を倒し7度目の復帰戦を勝利で飾ると、大きな大仁田コールがわき起こり、マイクを持った邪道は「リングはリングは最高じゃのぉぉぉぉ」と絶叫した。
昨年10月31日に6年ぶり7度目の引退試合を行った大仁田。今年4月に佐賀県神埼市の市長選に出馬したが落選し浪人生活に入ったが、8月にプロレスリングA―TEAMの長谷川GMと町田広報が8月31日と9月1日に佐賀県神埼市に住む大仁田氏を訪問し復帰を直談判し7度目の復帰を決断した。
引退と復帰を繰り返しまくっただけに「これからはプロレスラーではなくボランティアレスラーになります。だから、これはボランティアレスラーとしてのデビュー戦です」などと邪道流の理屈で1年ぶりのリングに上がり大暴れ。試合後は「ボクはバカ者です。よくわかっています。ボランティアレスラーが電流爆破やっちゃいかん」とファンにアピール。復帰を発表するとSNS上で中傷が殺到。批判を浴びながらの復帰戦に「1回の人生、1回の人生、1回の人生胸いっぱい生きる!」とやりたいように生きることを宣言し最後は」「1、2、3ファイヤー」で締めるとファンから歓声が上がった。
今後は、年内に元週刊プロレス編集長のターザン山本氏(72)とデスマッチで対戦することが決定。さらに2月19日に両国国技館で行われる師匠のジャイアント馬場さんの没後20年興行「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」へに参戦を希望している。また、1月に英国、4月に米国ニューヨークへ海外遠征する予定も入っており、来年は邪道が完全復活する1年になる。