“大鵬3世”納谷幸男、初の他団体参戦で快勝「楽しかった。今後も継続参戦したい」

◆「WRESTLE―1」(2日、横浜文化体育館)タッグマッチ30分1本勝負 〇納谷幸男、河野真幸(8分32秒、ランニングニー→片エビ固め)●佐藤嗣崇、伊藤貴則
大相撲の元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の長男、納谷幸男(24)が2日、「WRESTLE―1」の横浜大会で初の他団体参戦を果たした。
河野真幸(38)とタッグを結成し、伊藤貴則(24)、佐藤嗣崇(23)と対戦し、ランニングニーで佐藤を倒し、初の他団体出撃で快勝した。
初めて立った他団体のリングを存分に楽しんだ。2メートルの身長を生かしたタックル、強烈な蹴り、さらには河野と合体ブレーンバスターなど所狭しと暴れ回った。最後は必殺のランニングニーで佐藤をKO。試合後、バックステージで河野と握手を交わし「楽しかったです。普段、自分たちのリングで味わえない選手たちと試合ができるので。出させて頂けるのであればどこへでも。ここでやっていれば自分はいい戦いを近くで学べるので、今後とも継続参戦させていただきたい」」と声を弾ませた。
昨年9月14日のデビューから1年。これまでは先月の石川県で行ったチャリティーマッチを除けば所属するリアルジャパンの後楽園ホールで戦ってきた。今回の横浜文化体育館は、後楽園以上のキャパシティを持つ。それだけに「大舞台を初めて他団体で立たせていただいたことは、ここに勝る緊張感はホールとかでは得られない。そこで経験できたことは今後の自分にとって大きな経験をさせていただいた」と明かした。
パートナーの河野とは、7月3日のリアルジャパン「原点回帰」で初めてタッグを結成。崔領二(38)、KAZMA SAKAMOTO(35)と対戦し、河野がシャイニングウィザードでSAKAMOTOを抑え勝利した。以後、共に練習を重ねていることを明かし「レッスルワンさんで練習させてもらえているのでプロレスの技術体力も含めてすべてそのおかげでデビュー当初の自分に比べて数段レベルアップしていると思う。しっかり練習も続けてまたこのリングに立ちたい」と意欲を見せていた。
納谷の次戦は、リアルジャパンの9・20後楽園ホールで初のメインイベントに出撃。河野、間下隼人(32)と組んで、雷神矢口、崔領二、SAKAMOTOと対戦する。