「BULLET CLUB OG」が急きょ変更されたタイトルマッチに勝利「次はIWGPタッグだ!」

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」最終戦 ▽NEVER無差別級6人タッグマッチ選手権 〇タマ・トンガ、タンガ・ロア、石森太二(11分26秒 ガン・スタン)ニック・ジャクソン、マット・ジャクソン、マーティー・スカル●=挑戦者組が第18代王者に=(12日、東京・日本武道館=1万2112人札止め)
ノンタイトルの6人タッグマッチが、「BULLET CLUB OG」に挑発されたハロルド・ジョージ・メイ社長(54)の“鶴の一声”でNEVER無差別級6人タッグ選手権になり、王座移動劇が起きる珍事があった。
「BULLET CLUB OG」のタンガ・ロア、タマ・トンガと、タッグパートナーの石森太二組が、第17代NEVER無差別級6人タッグ王者チームのマーティー・スカル、ニック・ジャクソン、マット・ジャクソン組と対戦。タンガが尾崎リングアナからマイクを奪い「俺たちがBULLET CLUBだ」と宣言。さらに、後から入ってくる3人に向かって、「今夜の対戦相手は、もうすぐ“元”NEVER無差別級6人タッグチャンピオンになるやつらだ」と挑発した。
ここで王者組の3人が入場ゲートに姿を現し、マイクでの挑発合戦を開始。王者組のマットが6人タッグマッチへの変更を要求すると、メイ新社長は、WWEのビンス・マクマホンCEOばりに立ち上がり、これを審議。すると試合は急きょタイトルマッチに変更された。
試合はタマとマットの肉弾戦から始まり、両軍入り乱れての場外乱闘、ニックや石森の空中戦などがタイトルマッチを華やかに彩った。
最後はタマがスカルに得意技のガン・スタンを見舞い3カウントを奪取した。
バックステージに引き上げてきたタンガとタマは「俺たちがBULLET CLUBだ」と再び宣言。石森を初めてタッグパートナーに迎えた試合でタイトルを獲得した「BULLET CLUB OG」は「次はIWGPを狙う」と言い放った。(松岡 岳大)