辰巳琢郎「政治は、政治に向いた方がやるべき」大阪府知事選へのオファー断った心境明かす
スポーツ報知

俳優の辰巳琢郎(60)が11日、フェイスブックを更新し、自民党から要請があった大阪府知事選への立候補を断ったことについて心境をつづった。
辰巳は「オファーがあれば誠意を持ってお話を伺うのが、これまで通りの僕のポリシー。正面から向き合いました。そして数日間悩み、友人知人に相談し、家族とも話し合って出した結論です」とした上で、「大阪愛は人一倍持っているつもりです。大阪都構想にも、当初から関心を寄せてきました。きちんと勉強しているんですよ。ですから、今回のW選そのものへの批判はあれ、大きな意味では支持しています」と記した。
昨年8月に60歳を迎えた辰巳。「(還暦は)論語では耳順です。周囲の意見をよく聞いて従うのでなく、天の声に従えということだと理解しています。自然体という言葉も大好きです。そういう文脈で、出馬するのは自然なことではないとの天の声が聞こえた、と捉えていただいくのも良いかもしれません」と、今回の結論に至った理由を説明した。
今後については、「やるべきことが沢山あります。まずは、昨年就任した『日本のワインを愛する会』の会長としての役割。そして、自分で企画したライフワークとも言える二つのテレビ番組、『辰巳琢郎の葡萄酒浪漫』『辰巳琢郎の家物語』を続けること。直近では、4月に娘とツアーするディナー&コンサート。舞台も控えていますし、映画の企画もあります」とし、「スポンサー各社への責任もきちんと果たさなければなりません。政治は、政治に向いた方がやるべきだと改めて思います」と続け、立候補の意思がないことを改めて強調した。