星野源、全国5大ドームツアー完走「楽しいわ~。本当にありがとう」計33万人を動員

俳優で歌手の星野源(38)が10日、福岡・福岡ヤフオク!ドームで初の全国5大ドームツアー(全8公演、33万人動員)の最終公演を行った。
最上階までギッシリの観客を見渡し、感慨に浸った。「初めて福岡に来た時は、こういう景色を見られるとは思ってもいませんでした。『大変だよ』『遠いよ』『寂しいよ』と言われたけど、全くなかった。どの場所も温かく、みんなの距離がすごく近い。素晴らしいドームライブだったと思う」と感謝。鳴りやまない拍手に、深々と頭を下げた。
福岡でのパフォーマンスは17年5月の前回ツアー以来。バンド・SAKEROCK(15年解散)の活動があったが、ソロ歌手としての初ライブは、10年のライブハウス「FUKUOKA BEAT STATION」。あれから9年近く、日本を代表するアーティストに上り詰めた。
「その時は200人、お客さんが来てくれたんですけど、今回は即日完売で3万5000人…。感慨深いです。楽しいわ~。本当にありがとう」。動員数は実に175倍。男性ソロ歌手として5人目の5大ドームツアーを実現できるまでになった。
男性ソロ5人目 出荷55万枚超のアルバム「POP VIRUS」を引っ提げたツアーのファイナルは「歌を歌うときは」の弾き語りで幕開け。約3時間、「ドラえもん」「Family Song」など23曲を披露。後半は圧巻で、ダンスを交えた「恋」、連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌「アイデア」、「SUN」とヒット曲を畳み掛けた。
中盤の「ばらばら」の歌唱時には暗転後、3塁側スタンド前からサプライズで登場。大歓声の中、「客席の中でやってみたかった。ギリギリ近い所まで来ました」。遊び心も満載でファンを喜ばせた。「いい景色。目に焼き付けておかなきゃ。また笑顔で会いましょう」。歌い手、役者、文筆家と充実一途の星野。新世代のエンターテイナーとして、さらに輝きを増していく。
〇…星野は、27日に最新アルバム「POP VIRUS」と、前作「YELLOW DANCER」のアナログレコード盤LP(2枚組み重量盤)を発売する。CDなどのデジタルメディアに比べ、繊細な音の再現性に優れているとされるアナログ盤。生音に近い、豊かな音色で星野の歌声を楽しむことが可能になる。
◆セットリスト
1.歌を歌うときは
2.Pop Virus
3.地獄でなぜ悪い
4.Get a Feel
5.桜の森
6.肌
7.Pair Dancer
8.Present
9.サピエンス
10.ドラえもん
11.ばらばら
12.KIDS
13.プリン
14.くせのうた
15.化物
16.恋
17.SUN
18.アイデア
19.Week End
20.Family Song
アンコール
21.君は薔薇より美しい
22.時よ
23.Hello Song