新井浩文容疑者を強制性交容疑で逮捕…自宅に呼んだ女性セラピストの頭押さえつけ暴行、乱暴

スポーツ報知
新井浩文容疑者

 昨年7月にマッサージ店から派遣された30代女性従業員を自宅で乱暴したとして、警視庁は1日、強制性交の疑いで俳優の新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)容疑者(40)を逮捕した。逮捕容疑は、女性従業員の頭を押さえつけるなど暴行を加え、乱暴した疑い。捜査関係者によると、容疑を一部認めている。新井容疑者の所属事務所は「誠に遺憾」とコメントした。新井容疑者は複数の映画、テレビ番組などの出演を控えており、今後各方面に大きな影響を及ぼすことは必至だ。

 売れっ子俳優が強制性交容疑で逮捕された。新井容疑者は昨年7月1日午前、都内の自宅にマッサージのために呼んだ女性従業員に性的暴行を加えた疑いが持たれている。今年6月に公開予定の出演映画「台風家族」のクランクイン直前の出来事だった。

 捜査1課によると、店側は利用者に対し、マッサージ前に「性的マッサージは禁止」と伝え、書面へのサインを求めている。新井容疑者も事前に説明を受け、サインをしていた。自宅には当時、他に人はおらず、容疑者は飲酒していたという。

 女性はその日のうちに世田谷署に相談。昨年8月下旬に被害届を提出し、警視庁が受理して捜査していた。この日、都内の自宅を午前中から捜索し、任意で事情聴取。新井容疑者は容疑の一部を認める一方で、「押さえつけていない」とも供述している。

 新井容疑者は今年1月下旬にドラマの撮影に入ったが、わずか3日で作品の制作そのものが中止に。「予算の都合」と説明されたが、映画化も予定されていただけに、関係者の間では疑問の声が上がっていた。

 新井容疑者の所属事務所はこの日、「このような事態となりましたことは誠に遺憾であり、被害者の方及び関係者の皆さまには深くおわび申し上げます。今後、詳細が分かり次第、誠意を持って対応させていただく所存です」とコメントした。

 鋭い視線が印象的な新井容疑者は、崔洋一監督の「血と骨」(04年)、北野武監督の「アウトレイジ ビヨンド」(12年)などの映画に出演して注目され、「百円の恋」で16年に日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。刑事役から教師役までアクが強い脇役も任される実力派と評価されてきた。

 17年11月に所属事務所の元社長が逮捕された際、翌年1月の映画イベントで「年末会社でいろいろあったので去年の1・78倍くらい働こうかな」と意欲を語っていた新井容疑者。一方で奔放な言動も話題になった。これまでに「パチンコ勝ったからマッサージいこっ!」「四人同時にマッサージしてもらいたい」などとツイートし、マッサージ好きをアピール。有名女優との熱愛も度々報じられた。

 ◆新井 浩文(あらい・ひろふみ)1979年1月18日、青森県弘前市出身。40歳。2001年に映画「GO」で俳優デビュー。02年、松田龍平とのダブル主演作「青い春」で映画初主演。05年に映画「ゲルマニウムの夜」で単独初主演。テレビドラマではTBS系「下町ロケット」(15年)、NHK大河ドラマ「真田丸」(16年)などに出演。181センチ、血液型A。

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