「初音ミクシンフォニー」公演にミクダヨーと雪ミクダヨーがサプライズ登場

スポーツ報知
初音ミクのビジュアルをバックに演奏する大阪フィルハーモニー交響楽団

 バーチャルシンガー「初音ミク」のボーカロイド(ボカロ)楽曲をフルオーケストラで奏でる「初音ミクシンフォニー2018―2019」の大阪公演が25日、大阪・オリックス劇場で行われ、満員のファン2200人をアナログとデジタルのハーモニーで魅了した。

 大阪フィルハーモニー交響楽団演奏のオープニング曲「39(サンキュー)」でコンサートがスタート。スクリーンに“登場”した司会を務める初音ミクが「フルオーケストラで奏でられるボーカロイドの名曲の数々。上質でぜいたくな時間をお楽しみ下さい!」とあいさつすると、「ロミオとシンデレラ」、「ゴーストルール」などの代表曲、や今公演のテーマ曲「たいせつなこと」を披露。大型スクリーンに映し出されるミクたち、バーチャルシンガーのビジュアルとあいまって、ファンの心をわしづかみにした。

 30日に“誕生”から10周年を迎える「巡音(めぐりね)ルカ」や、4月1日に“デビュー10年”となる「重音(かさね)テト」にスポットを当てたメドレー曲も演奏されるなど、バラエティーに富んだセットリストで会場を沸かせた。ルカのメドレーでは、ミクの紹介でスクリーンに現れたルカが「今まで応援してくれたみんな、ありがとう!ペンライトは(自身のイメージカラーの)ピンク色にして楽しんでね」と客席に語りかける場面も。

 今年10周を迎える「北海道を応援するキャラクター」雪ミクの歴代テーマソングをフィーチャーした「SNOW MIKU 10周年メドレー」では、スペシャルゲストの「雪ミクダヨー」もステージに登場。同メドレーの後には、触覚を付け、ナユタン星人に扮(ふん)したミクダヨーが「地球のみなさんこんばんは!ミクダヨーの体を乗っ取ってきました」とサプライズで現れ、雪ミクダヨーとステージで息のあったパフォーマンスを見せ、会場を大いに盛り上げた。

 「初音ミクシンフォニー」は、映像演出を活用したボカロ楽曲のインストゥルメンタル・コンサート。一部楽曲では、ミクなどバーチャルシンガーの歌唱も披露される。2016年8月に東京フィルハーモニー交響楽団演奏で東京国際フォーラムで初開催。17年は東京公演に加え、初の大阪公演が実施された。10月14日には、4年連続となる「初音ミクシンフォニー2019」(パシフィコ横浜国立大ホール)が開催される。

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