池松壮亮、映画「斬、」舞台あいさつで「自分がやらないといけない作品だった」
スポーツ報知

俳優の池松壮亮(28)が24日、東京・渋谷のユーロスペースで行われた主演映画「斬、」(塚本晋也監督)の初日舞台あいさつに出席した。
塚本監督が最初から池松を主人公に想定して脚本を書き進めていたところ、時を同じくして池松も「塚本監督と仕事をしたい」と連絡。まさに“相思相愛”で完成した作品となった。
池松は「最初に新幹線の中で脚本を読んだ時、本当に素晴らしくて小躍りをしました。一本の刀のように洗練されていて、シンプルでありながら強度のある作品。『絶対に自分がやらないといけない』と思いましたね」。その言葉に塚本監督も「若い人を自然に演じられる俳優ということで、池松さんが浮かんだ。時代劇ではありますが、池松さんが演じることで遠い昔の物語ではなく、現在にも通じるものと思って見てもらえると思う」と話した。
共演した蒼井優(33)は、2002年にNHKのドラマ「うきは―少年たちの夏―」以来、何度か同じ作品に出演はしているものの、本格的な共演は今回が初めて。最初に池松と会った印象を「ちっちゃかったんですが当時から子供っぽい感じが無かった。あんまり笑わない子供でしたね」とイジり、池松を「嫌(な子供)ですね…」と苦笑いさせたが「この作品を一緒にやることができて、池松君がいる日本映画界はいいな、と思いました」と最後は持ち上げていた。