平山夢明氏、渋谷ハロウィーン騒動は「幕末の『ええじゃないか』に近い」
スポーツ報知

1日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・後5時)では、ハロウィーン本番を迎えた10月31日の東京・渋谷の大混乱を特集した。
ホラー作家の平山夢明氏(56)は「サッカーのワールドカップとか、年末年始とか、ハロウィーンとかで渋谷に若者が集まることが恒例になってきている。若い人たちの抑え込んでいるエネルギーや不満が根底にあるような気がする」と分析し、「上の人間は不正したり好きかってやって法律に違反していても、まんまと法律をすり抜けてうまくやっている。コネがあればいくらでも銭が入るみたいな格差社会になっていることが、彼らの中で相当たまっているんじゃないかな」と話した。
こうした騒ぎが「幕末の『ええじゃないか』に近いような気がする」と平山氏。「上がやっていることに納得できないという。若い人たちは、それを明文化できるわけじゃないし、時間もない、働かなきゃいけないという中で、俺はこんなに怒ってるんだ、私はこんなに面白くないんだというのを、どこかで発散するタイミングを狙っているんじゃないかとは、ちょっとは思う」と述べた。
番組MC・ふかわりょう(44)は「それは自分でも気付いていない、潜在的なものかもしれませんね」と続いた。
同じくコメンテーターの作家・岩井志麻子さん(53)も「派手な格好をしていればしているほど、この子普段はとってもおとなしいんだろうな、真面目なんだろうな、言いたいこと言えないんだろうなと思う。はじけ方が『よかったね』とも思うし『かわいそう』とも思う」と語った。