【侍ジャパン】1点差及ばず台湾に敗戦も“甲斐キャノン”が観衆沸かす
スポーツ報知

◆日本代表壮行試合 日本5―6台湾(7日・福岡ヤフオクドーム)
日本は最終回に打者一巡、一挙5点の猛攻も、2ケタ安打で6得点した台湾に一歩及ばず敗戦した。
前半は両チーム投手陣の好投で、互いに0行進が続いた。先制したのは、5回の台湾。日本の3番手、阪神・岩貞の代わりばなを攻め、2番打者・藍寅倫の3ランを含む5安打で一挙5点を奪った。
さらに台湾は8回に3番・陳俊秀が中越えソロを放って1点を追加し、8回までに10安打を叩き出した。
一方の日本は台湾投手陣の前に9回まで6回に楽天・田中和が打った右中間二塁打1本に抑えられていたが、最終回に反撃。先頭の広島・田中広が左越え二塁打で出塁すると、続くヤクルト・山田が中前にタイムリーで1点を返した。
さらにソフトバンク・柳田の左前打、巨人・岡本が四球を選ぶなどで2死満塁とすると、上林の投ゴロの当たりを相手投手がファンブルする敵失により1点、さらに楽天・田中和が押し出し四球を選んで加点。続く西武・外崎が中前にタイムリーを放って、1点差まで迫ったが、最後は広島・田中広が三振に倒れて試合終了となった。
ヤフオクDを沸かせたのは、9回の攻撃だけではない。9回の守備から捕手として出場したソフトバンクの甲斐が、一塁走者の二盗をその強肩で阻止すると、場内が歓声に包まれた。