【日本ハム】ＣＳ第１Ｓ初戦を落として崖っぷちも栗山監督「明日につながっていく」

◆２０１８　パーソル　クライマックスシリーズ　パ　ソフトバンク８―３日本ハム（１３日・ヤフオクドーム）

　日本ハムは、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ（ＣＳ）第１ステージ（Ｓ）初戦を落とし、崖っ縁に立たされた。

　初戦のマウンドを託したエース・上沢が誤算だった。初回、中村晃の打ち取ったボテボテの打球が一塁線付近で止まる不運な当たりもあって無死満塁とされると、柳田に右前適時打、続くデスパイネに満塁弾を浴びるなど３回７失点でＫＯされた。

　指揮官は「打ち取った打球がああいう形になっていくという、野球の持っている内容の持っている深みみたいなものの中でスタートするということだった」と右腕をかばったが、序盤の大量失点が響き、重要な初戦に敗れた。上沢は「大事な試合で結果が残せず、チームや応援してくれている方々に申し訳ない気持ちしかありません。諦めずに投げようとは思っていたのですが、力負けしました」と悔しさをにじませた。

　１４日の第２戦はマルティネスが先発。ＣＳ最終ステージ進出のためには負けられない戦いになる。栗山監督は「全てがうまくいかなかったことも明日につながっていく。悔しい思いをして、また明日、みんなで精いっぱいやるだけ」と前を向いた。