【中日】松坂大輔と甲子園アラカルト…“聖地”での初黒星は

スポーツ報知
1998年、甲子園史上初の150キロの球速を叩き出した横浜・松坂

 平成の怪物が12年ぶりの甲子園で躍動した。中日・松坂が西武時代の2006年6月9日以来、4479日ぶりとなる通算3度目の甲子園での公式戦登板。5回5安打1失点で6勝目を挙げ、38歳のバースデー登板を自ら祝った。横浜高時代の20年前に春夏連覇を達成した地で、日米通算170勝をマーク。巨人・杉内、DeNA・後藤、BC栃木・村田と「松坂世代」が次々と今季限りでの引退を表明する中、世代の第一人者が輝きを放った。

 ◆松坂と甲子園アラカルト

 ▽横浜高3年春(1998年3~4月) 自身初の甲子園となったセンバツで全5試合を1人で投げきり優勝。(5勝0敗)

 ▽横浜高3年夏(同8月) 決勝の京都成章戦で無安打無得点試合を達成するなど、当時史上5校目の春夏連覇に導く。「自分の力で抑え、みんなの守りに助けてもらってできた」(6勝0敗)

 ▽高校日本代表(同9月) アジアAAA選手権で3試合に登板。18歳の誕生日だった決勝の中華台北戦では1失点完投で頂点に。(3勝0敗)

 ▽西武 2005年5月18日の阪神戦でプロ入り後、初めて甲子園で公式戦登板。13奪三振の2失点完投も“聖地”で自身初黒星。「思い出に浸る暇なんてなかった」。翌06年6月9日は14三振を奪い、1失点完投で聖地プロ初勝利。8回にはプロ1号本塁打と独り舞台。「ほかの球場より何倍もうれしい」(1勝1敗)

 ▽ソフトバンク(15年3月4日) 阪神とのオープン戦は日本球界で9年ぶりの復帰登板。3回4安打無失点。「緊張というか、ふわふわしていて、うまく力が入らない感じでした」(公式戦登板なし)

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