【中日】松坂、13日ぶっつけ本番「動く直球勝負」

スポーツ報知
球宴第1戦に先発する松坂

 中日・松坂大輔投手(37)が、先発する13日の球宴第1戦(京セラD)に“球宴限定スパイク”で臨むことが12日、分かった。3月からスパイクを提供するジャガーズ創工社から、〈1〉金銀基調で左右のカラーが非対称のモデル〈2〉青と水色が基調のモデル〈3〉濃い青にオレンジ線が印象的なモデル―の3種類が手渡された。松坂は「(どれを履くかは)投げる日に決めます」といずれもお気に入りという。

 晴れ舞台へ、気持ちは高まっている。「直球勝負で!」と宣言し「僕の真っすぐは動きますけど」と笑って付け加えた。「パワフルで技術の高いパ・リーグの打者との対戦、非常に楽しみにしています」と真っ向勝負するつもりだ。

 熊本での第2戦はバットで盛り上げに一役買う。「僕が決められることではない」としながら「(緒方監督に)立ってみるかと言われれば、喜んで立つでしょうし」と「代打・松坂」にも意欲を見せた。

 先月17日の西武戦(メットライフ)を背中のけいれんで登板直前に回避。その後の登板はなく、6月8日以来のぶっつけでの復帰登板となる。「ブルペンで何回かしか投げてないですが不安ないようにしたい。(状態は)わからないですけど、ゲームでは投げられる」と前を向いた。

 ソフトバンクで3年未勝利から、テスト入団を経て今季3勝。思いはただ一つ。ファン投票で選んでくれたことへの恩返しだ。全セを指揮する広島・緒方監督も「森監督に大丈夫だと聞いている。素晴らしい投球を見せてくれると思う」と起用を予告。平成最後の球宴では、平成の怪物が主役となる。(嶋田 直人)

 ○…松坂は、西日本豪雨被災者への、悲痛な思いも語った。「お祭りのようなイベントですけど、それを見て、少しでも気持ちが明るくなってくれる人たちがいてくれたらいいなと。少しでも、その気持ちにさせられたらいいなと思います」と、言葉を選びながら、快投を誓った。被災者に加え、現在も行方不明者が多くいる状況だけに「多くの人が無事であってほしい。心から願っています」と切望した。

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